乗鞍高原〜上高地    2005.12.27-30

 各地に被害をもたらした何十年ぶりかの大雪も子どもたちには素敵なプレゼントになりました。12月27日〜30日は素晴らしい天候に恵まれました。雪の状態はというと1mを超えるたっぷりの積雪、とびっきりのパウダースノー。バックカントリー(BC)の板を履いた2日目から子どもたちは全開状態。BCが初めてな子どももどんどん雪の森の斜面に突っ込んでいきます。もちろんこけまくりですが、みんな雪まみれの笑顔。気合が入っているからか、みんな元気でBCの登りもへっちゃらで、市ノ瀬園地の散策では、簡単に奥のキャンプ場までたどり着いてしまいました。この勢いは最後まで衰えず、上高地では全員、河童橋からの滑降?にチャレンジ。それを見た重装備の冬山登山のパーティーは一瞬点目。最終日は下山の登山者をBCで追い抜いて釜トンネルの出口にゴール。体育会系のノリで「1.・2!1・2!」気合の掛け声で釜トンネルをぬけ、終了。
 今回は子どもたちのパワーに圧倒されました。それを引き出してくれたのが、素晴らしい天候と積雪状態のもとでの乗鞍高原・上高地という美しいフィールド。そしてネイチャースキーのもつ可能性と魅力を改めて実感しました。子どもたちと一緒に遊びながら、こんなに楽しい遊びと自分達だけで独り占めにしていいものかともったいないという思いにもかられました。こんな幸せな体験を可能にしてくれたペンション「ノーススター」、村営小屋の人たち、ODSSのスタッフのみなさん、動物観察の講師でありながらスタッフの一員のように子どもたちの面倒を見てくださった梶さんに感謝!そして何よりも乗鞍高原・上高地のすばらしい大自然に感謝

雪の河童橋の集合写真

12/27
大雪に子どもたちは大喜び スノーシューを履いて除雪の?雪山に挑む 定番梶さんの動物のお話
12/28
バックカントリー(BC)スキーで一ノ瀬に向けて出発。みんな元気 折からの冷え込みと積雪で絶好のコンディション。早速、BCの板ででパウダースキー、子どもが! 雪の上での楽しいお弁当。でも気温は低くご飯が凍りそう。 一面凍って雪に閉ざされたアザミ池。20人乗っても平気!? またわざわざ登りかえします。滑るために。ご苦労様
そしてまた滑ります。そしてこけます。 一面雪の市ノ瀬園地。その中にぽつんと立っている森の貯金箱」「の木
12/29
スタートは釜トンネルの登りから。新しくなったトンネルは凍っていないのでこける心配はありません BCスキーなので森の中も自由に歩けます。田代橋付近の森 村営上高地小屋に着いてほっと一息。まさに冬の上高地のオアシスです。 夜は河童橋まで歩いて外出。満点の星空が感動的 素晴らしく天気に恵まれた一日でした。六百山の残照が心にしみます。
雪の中、河童橋へ向けて出発 スキーの板をつけたまま河童橋を渡ります。 そして河童橋から滑ります。冬山を目指す重装備の登山者「……?」 清水川でお水取り。素敵なお土産が出来ました。 森の中で自由に遊びます。
田代湿原(雪原)の上を行きます。 田代池で大休止 最後は釜トンネルまで滑ってゴール。元気、元気!

冬の自然体験