金華山は照葉樹林の山で落ち葉焚きには似合いません。何よりも国有林なので焚き火は問題です。焼き芋のできる場所を長良川の小さな支流の岩舟川の近くに見つけてきました。岩船緑地のあたりには雑木林が多くアベマキの落ち葉がいっぱいです。エヌエスネットの基本方針、面白いことは自分の足で見つける!集合場所のグランドホテル前の川原駐車場からは焼き芋の場所までは歩いて移動します。岩舟川沿いに歩く予定でしたが、アサ-Gが川底に下りて歩き始めました。その手があったのか!岩舟川はいわゆる「3面張り」で「不自然型工法」ですが、涸れた川底は草原になっていて歩いてみると結構面白い。もちろん車の危険はありません。ひっつきむしが大喜びでくっついてきます。予定の場所につくと早速.熊手作りにとりかかります。竹の材料をバーナーの火であぶって曲げる、切りそろえる、錐で穴をあけ、束ねてボルトでとめる。小さな子どもたちにとってはなかなか大変な作業です。それでも頑張って立派な熊手が出来ました。今回はボランティアの方やNPOセンターの「NPO起業・就職研修」の研修生の方にもお手伝いいただいて大変助かりました。そして焼き芋。もちろん燃料は手作り熊手でかき集めた落ち葉。風が強いかったので、川底で焚き火をしました。最後は灰を集めて、埋めて始末。焼き芋のできはというと……。これがまた感動的なうまさ。子どもたち、大喜び!私にとっては何十年ぶりかの焼き芋でしたが、昔はこんな楽しいことをしてたんだと思うと同時に、日本の正しい焼き芋を復活させねば、との強い思いにかられたのでした。