金華山・長良川自然体験教室「金華山の自然と遊ぼう」
(「子どもの居場所作り」推進事業)
―冬ごもりの虫たち― 2006.2.25
冬の金華山で虫たちはどのようにすごしているのでしょう。子どもたちの答え。「冬ごもり」。それでは虫たちはどんな状態で冬ごもりしているのでしょう。子どもたちの答え。「成虫・幼虫・卵そしてさなぎ」。それでは見つけに行きましょう。ただ、あらかじめ結論をいうと、これらの虫は大変見つけにくい。季節の変化が落葉広葉樹林とちがってそれほどはっきりしない常緑広葉(照葉)樹林の金華山では虫の冬ごもりがはっきりしないのでしょう。やはりこういった観察には「里山」が適しているのでしょう。それでどうしたかというと、朽木の中の虫探し。今回は女の子の参加が多く、少しキモかったかもしれません。それでも虫好きな男の子は喜んで朽木を崩し、虫たちを探し出します。出てきた虫は……。小さな甲虫、ムカデ、変な幼虫(キマワリ?)。かっこいい虫はでできません。
金華山の裏に抜けて達目洞に出ました。ここは岐阜市の中心近くありながら里山の雰囲気を残すところです。ここでお昼にしました。春のような天気でピクニック気分。「冬ごもりの虫探し」ならここがよかったかもしれません。恋の季節なのかペアのタイワンリスも見ることができました。その後で、落ち葉の下の土の中の虫たちを探しました。微小なヤスデやダニなどをルーペで見ました。こうした分解者の生き物が森の生態系をささえている、という話を少ししてみましたが、小学校の低学年では難しいですね。
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朽木の下の虫を探す |
?の巣材発見。上から落ちた? |
クワガタはいるかな?木の根元を探す |
お休み中ごめんなさい・冬ごもりの虫を探す。 |
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朽木の中に虫発見 |
小さな甲虫が潜んでいました |
ミノムシ発見。でもこれは抜け殻 |
ピクニック気分でお弁当 |
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タイワンリスは恋の季節 |
落ち葉をはがして土の中の生き物を探す |
微小なヤスデ発見。ルーペが必要 |
帰り道 |
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