金華山長良川自然学校

−手作り竿で魚釣りにチャレンジ−

 6月に入り長良川の水もぬるみ、水遊びのいい季節になりました。今回のテーマは「手作り竿で魚釣りにチャレンジ」。講師に「長良川の主」、「川遊びの達人」長良川環境レンジャー協会理事長の柴田さんをお招きしました。昨年の「子どもの居場所づくり」の環境レンジャーの「手作り魚釣り」のプログラムは大好評でしたが、今回はそれを受けたものです。
 たくさんの子どもたち、そして若いお父さん、お母さんが集まってくれました。まずは柴田さんのお話。川原の竹林の話、竹を使った遊び、竹の特徴等次から次へと話が出てきます。そして竿作りへ。これも竹の性質がわかってないとうまくできません。次は釣り糸(ミチイトとハリス)の連結。これがむずかしい。見本を使った柴田さんの説明を聞き、大人たちの手も借りてやっと出来上がりました。そしていよいよ本番お魚釣りへ!その前にエサとなる水生昆虫とり。この季節は羽化の時期なので心配でしたが、ヒゲナガカワトビケラがたくさん採れました。エサをつけて流れの中に入るとみんなわくわく。なかには腰の深さまで入ってしまう子もい手、「戻りなさい」。
 さて、成果は?……小魚(カワヨシノボリ)1匹!それでも0と1では大違い。みんなこんな仕掛けでも魚が連れることを確信。きっとまた手作り魚釣りに挑戦してくれるでしょう。たった1匹の魚果でしたが子どもも大人も川遊びの楽しさを満喫した1日でした。

2006.6.3

柴田さんのお話 枯れた竹の枝から竿を作ります 釣り糸の連結の仕方の説明 手作り竿完成! 川の中へ
これがエサ。カワゲラもいました ついに釣った! 川の中は気持ちいい いつまでも魚釣りをして痛い気分です