金華山長良川自然学校

−長良川で昆虫を探そう−

 8月に入り日照りが続き長良川も渇水状態になりました。今回のテーマは「長良川で昆虫を探そう」。人が入らない川原にゴムボートで上陸し、おもしろい昆虫(あわよくばクワガタムシ)を見つけようという企画ですが、結果は……?。
 ミズゴケがいっぱいで川遊びの条件としてはあまりいい状態ではありませんでしたが、名古屋から参加されたファミリーを含めて子どもたちは十分長良川の水遊びを満喫したようです。さて、川くだりのほうは?……漕ぎ手がいない!まるで「鵜飼」状態。子どもたちがゴムボート(Eボート)と並行して浮かびながら流れていきます。川原に上陸すると早速手網で小魚とり。なかなか予定時間のようには進んでいきません。結局、河渡橋に着いた時には時間切れで、予定していた「虫探し」のプログラムはできませんでした。それでも子どもたちは十二分に川遊びを堪能したのでこれで良しとしましょう。
 今回の特筆すべき発見。鏡島大橋の橋脚の下の水溜りにたくさん小魚が泳いでいて、捕まえてみるとブルーギルの幼魚でした。「外来生物法」で駆除対象となっている魚です。ブルーギルが本流に生息し、センパラが消えた。生態系の変化を感じずに入られませんでした。
 最後にEボートを提供していただいた国土交通省木曽川上流河川事務所Eボートを管理されている長良川環境レンジャー協会に対してお礼申し上げます。

2006.8.12

「鵜飼広場」の川岸で出発準備 元気に漕ぎ出します 金華山のふもとは市街地の真ん中とは思えない静けさ ボートから飛び込んで泳ぐ子どもたち。まるで鵜飼の鵜のよう 忠節橋にむかって流れていきます。
忠節橋の下で小魚とり お疲れですか。漕がないと進まないよ。 鏡島大橋の下で魚観察 「外来種」ブルーギルが取れました。 河渡橋のかみにゴール。お疲れ様でした。