金華山長良川自然学校
−長良川で哺乳動物を探そう−
9月は自然体験にとってもいい月ですが、学校行事等で子どもが集まりにくい月でもあります。一度は希望者不足で中止を決めましたが、何とか実施にこぎつけました。
雨が降りそうな天気でしたが、このところの雨でミズゴケが洗い流され、長良川はきれいな流れになっていました。水量も増え、流れも速く、子どもたちの乗ったEボート(ゴムボート)はあっという間に下っていてしまいました。忠節橋で上陸して水遊び。水が増え、魚が取れるか心配でしたが、岸辺に寄ってきた小魚を見つけ、子どもたちは夢中ななって手網でとっていました。フナもとれました。エビもとれました。よかった。よかった。
子どもたちのボートは流れに乗って「小紅の渡し」までやってきました。ここでお昼。子どもがすくったきれいな小魚を見ると、ここでもブルーギル(有害外来種)が!気になる状況が広がっています。このさき向こうに見える河渡橋のかみへゴーする予定ですが、その前に最後のお楽しみが。
今回は哺乳動物観察の専門家、梶浦先生に来ていただいて、ヌートリアの痕跡観察のプログラムをいれました。ところがなんと、ボートで下る間にヌートリアが現れたそうです。見た人はラッキー!これまでの経験からすると梶さん(梶浦先生)と一緒にいくと動物に出会える確率が高いようです。(動物も達人梶さんに挨拶に来るのでしょうか?)ほとんど人が入ってこない伊自良川の合流点近くに上陸すると、あるある、ヌートリアの足跡が!タヌキの足跡も、イタチの足跡も。さっそく石膏で型とりをしました。お土産ができました。中にはヌートリアの糞を持ち帰る子も!こうして楽しい川くだり、川の自然体験の1日が過ぎました。
2006.9.16