2007.1.5-7

 記録的な大雪の昨年と打って変わり今年は暖冬小雪。石徹白のネイチャスキーは大丈夫なのでしょうか。
 長良川鉄道北濃駅から『カルヴィラいろしろ』の送迎バスののり石徹白に向かいました。雪の難所桧峠も無雪で難なく越えることができました。『カルヴィラいろしろ』に着くとさっそく裏の森へネイチャースキーに。春のような天候の下積雪も滑るのには十分で子どもたちは森の中の広場の斜面で思い思いにスキーを楽しみます。もちろん「歩くスキー」(BCタイプ)なのでこけまくる子どももいますが、それがまた楽しい。はじめて「歩くスキー」をはいた女の子「スノーボードより楽しい」。見る見る間に上達していきます。もちろん、経験者の子どもは平気で踏んでない斜面に突っ込んでいきます。
 夜はお目当てのムササビ観察。雪の中居神社の境内でじっと待ちます。この「じっと待つ」が動物観察で肝心なことですが、これができない子がいます。寒さで待ちきれない子は結局先にホテルへ戻りました。もちろん、そのあとでムササビは飛びました。残念!中居神社でムササビを見れる確率は(これまでのところ)100%。また見に来てください。そして夜は梶さんの「動物の話」。身近な動物に親しむ楽しさを教えてもらいました。子どもはヒトの中でもっとも動物に近い存在。一人でも多くの子どもに野生の動物に接する機会をあげたいと思いました。
 2日目の朝は最悪な雨降り。仕方なホテルの倉庫を借りて「凧作り」。絵付けから骨組み作り。みんな熱し熱心に取り組みました。それでも子どもたちは本当は滑りに行きたいはず。何とかスキーをさせてあげたい。その思いが通じたのか、午後になって奇跡的に青空が!さっこく、スキーを履いて森の中に出かけました。目標は展望台。結構な登りでしたが、みんな元気にゴール。帰りは林道滑り。雨を含んだ重い雪に足をとられながらもみんながんばって滑ってきました。とりあえず、よかった、よかった。
 そして3日目。予報どおりの大雪。夜のうち屋根から落下する雪が雪崩のように轟いていました。これでは阿弥陀ヶ滝探訪は危険、無理。結局、前谷のレストラン『ハートピア四季』の近くで子どもたちを遊ばせることにしました。阿弥陀ヶ滝入り口の橋まで往復しただけですが、途中子どもたちは降りしきる雪の中雪合戦に興じ、雪の中に転がって遊んでいました。やっぱり、犬と子どもは雪が大好きなのですね。
 今回は雨の冬の石徹白ということで大杉も阿弥陀ヶ滝も断念せざるを得ませんでしたが、最終日の大雪に石徹白らしさを見せ付けられました(何10年ぶりかに桧峠までの車の大渋滞を見ました)。
 あらためて石徹白はすごいところだということを認識させられました。。

石徹白自然学校

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歩くスキーで森の中へ 斜面を見つけて滑る 今年は小雪(昨年との比較) 中居神社でムササビ観察 梶さんの「動物の話」
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最悪の雨降り 森の中の展望台へ到着 林道を滑る(これはしゃがみ滑り、この後こける) がんばってゴール。お疲れ様! 手作り凧の完成
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雪と戯れる 雪合戦 膝上の積雪の斜面を登る