金華山で野生動物に出会おう

―野生動物の足跡をさがしてみよう―   2007.7.8 in 達目洞 

 梅雨の最中ですが、今日は雨の心配はありません。ただ、石膏足跡とりの場所がかなり水につかって少し具合悪いかもしれません。
 まずは前回の復習から。金華山のいわれは?カラスの種類の見分け方は?……はい、よく覚えていましたね。毎回梶さんの金華山の生き物シリーズの話を聞けば、君は「金華山の生き物の達人」になれます。
 動物の足跡探しの前に足跡の種類のお勉強。ゆっくり歩く動物、よく走る動物、早く走る動物、手(足)の跡の着き方が変わってきます。……自分の手で確かめます。
 そしていよいよ動物の足跡探しへ。まずは注意。君たちは捜査員です。現場を荒らしてはいけません。気をつけて歩きましょう。みんな泥んこの中へ入っていきます。長靴がない子ははだしで。自分の好きな足跡をきめて石膏どりにかかります。石膏のとき加減は微妙なので指導者のほうでやってあげました。型枠を差込み、石膏を流し込み待つこと数十分。うまくできているかな?そして期待の取り出しの瞬間……。うまくいきました!大物のイノシシ、小物のアライグマ。しっかり足跡が出ています。ちなみに一番出来がよかったのは取材に来ていた特別参加の岐阜市NPO・ボランティア協働センターのHさん。アライグマの足すばらしくきれいに取れていました。動物の足跡石膏どりは大人がやっても絶対面白い。全員いいお土産ができました。
 子どもたちは動物たちが歩き回る姿におもいをはせることができたでしょうか。大切なことは子どもたちが野生動物同じようにたち泥のフィールドを歩いたという体験です。子どもたちと野生動物の距離が少しずつ縮っていけばいいなと思っています。
 

哺乳動物の足跡のつき方の勉強 泥地で石膏をつかって動物の足跡をとる 石膏の動物の足跡がとれました けものみちで動物の穴?発見。これは深い。 アライグマがザリガニを食べた跡
モグラの手(犯人は誰?) 水の中から顔を出したカエル シオカラトンボのメス シオカラトンボのオス