金華山で野生動物に出会おう

―ザリガニを食べたのは誰だ―   2007.9.16 in 達目洞 

 今年の天気はどうなっているのでしょう。猛暑が続いたかと思うと秋になって雨続き。今日も雨模様の天気でしたが、常連組みに加えて新しい親子が参加してくれました。今回は専門講師の梶さんが文科省の山岳ガイド講習会で鏡平の方に入っているので、弟子の良さんがお世話しました。
 まずは動物カードでひと遊び。哺乳動物の写真(すべて良さんが金華山で自動カメラで撮ったもの!)のカードと足跡のカードを合わせる「神経衰弱」。リピーターの参加者はカードで復習。初めての参加者は楽しく学習。それが終わったら、本物の足跡がある現場へ。ここでもリピーターの子どもが、初めての子どもに足跡の種類を教えてあげます。
 そしていよいよ今回のメインテーマ「犯人探し―ザリガニを食べたのは誰だ―」です。事前に状況設定を書いたプリント(野生動物の石膏の足跡の型も)を用意したのですが、現場にいってみるとザリガニを食べた残骸が!水の中には真新しい足跡が残っていました。「犯人」は誰だ!?以前もここに来ている子どもにはすぐわかりました。「犯人」は間違いなくアライグマです。(ここからは「犯人探しゲーム」でもあります。)まずは<聞き取り調査>。達目洞の主、臼井さんに家に話を聞きに行きました。イノシシは最近出るようになったという話。アライグマについては見たことがないとの話。また、植木鉢で守っておいた小玉スイカがそのままの状態で中身が食べられたとの話(「犯人」は誰だ!―アライグマハクビシ?)捜査の意欲が沸いてきました。最後は「犯人」をとらえる(といってもワナで捕まえるのとはできないので、自動カメラで写す作戦)計画です。そして<おとり作戦>。エサでアライグマをおびき出そうというもの。エサはザリガニ。それではザリガニ釣りに行きましょう。仕掛けは簡単。その辺で拾った木の枝やメダケの先にタコ糸を結びつけスルメを先につけてたらすだけ。良さんの子どものころ(高度成長以前)にはいっぱいいたザリガニもずいぶん少なくなりなした。果たして釣れるのでしょうか。苦労してやっと1匹つりあげました。あと2匹は手で捕りました。まずは計画は順調に進みました。
 そして現在はというと……。アライグマはまだおとりのザリガニには手を出していません。


動物カードゲーム―野生動物の写真と足跡のカードを合わせる<神経衰弱> <犯行現場>発見―何者かがザリガニを食べた跡 水の中に<犯人>アライグマの足跡が! ここにもアライグマの足跡が! <聞き取り調査>  ―達目洞の主、臼井さんから野生動物の話しを聞く
<おとり作戦>のエサ探し―ザリガニはいないか スルメのエサでザリガニ釣りに挑戦 見事釣り上げた 釣り上げた(手で捕まえたものも)ザリガニ―これがおとりのエサ ザリガニ釣りは続く―田んぼの側溝で。
ここでは成果なし。農薬のせいか?