2008.3.27-31

 今年も野麦の春がやってきました。2月までに降った雪は3月の暖かさで見る見るうちに融け、野麦に入る前は心配でしたが、何とか残っていました。
 野麦に着くと早速鉄塔の森に滑りに行きました。集落のはずれからしばらく歩いて板をつけました。今回は<歩くスキー>(クロスカントリースキー)が初めての子どももいましたが、みんな元気、元気。泣きが入る子は一人もいません。狭い樹間のを歩いて、登って、滑っていきます。まさに「マイ スノー フィールド」。雪遊びの楽しさ独占!2日目も鉄塔の森に自然観察に行きました。クロカンの板をはいているので森の中での縦横無尽、自由自在(とまでいかなくても平気でブッシュの中にはいっていける子どもたちはえらい!)。いろいろなフィールドサインを発見しました。キツネ、ウサギ、カモシカ、リスの足跡、ウサギ、カモシカの糞、ウサギ、サルの食痕、リスの巣、そして熊棚、さらにクマの爪あと。野生動物を身近に感じることができました。そしてついにリスが飛び出してきました。見れた子はラッキー!その後、森の奥に入って急斜面の滑降に挑戦しました。細くてエッジのない板とスニーカー感覚の靴とかかとが止まらない締め具で踏んでない雪の急斜面と滑るのは子どもたちのとっては至難の業ですが、みんな果敢にチャレンジしていきます。もちろん、見事に転倒してしまいます(こけても楽しいネイチャースキー!)が、その勇敢さにみんなで拍手。派手なこけ方をした場合は(大笑いしながら)大喝采!あっという間に時間が過ぎてしまいます。
 今回の野麦キャンプは物づくりのプログラムもいっぱいありました。シジミを使った<カエルの根付作り>、押し花などの材料で<ネイチャーアート>、拾い集めた松ぼっくりなどを使った<ネイチャークラフト>、キットを使った<枡作り>(簡単そうでこれが難しい!)。みんな集中して取り組んだのでとてもすばらしい作品が出来上がりました。そしていいお土産ができました。
 最後の夜は恒例の
<囲炉裏の集い>。今回は参加者の人数が少なかったので、スタッフも若者組とシルバー組に分かれて出し物に参加しました。みんなでお菓子を食べながら大笑いして楽しみました。
 今回は少人数でかつ(小学校の終業式の関係もあり)5日間とい短期間でしたが、その分アットホームで密度の濃いキャンプになりました。いつものことながら、山の3月の残雪期に自然豊かな野麦で雪遊びの楽しさを独占できるのはまさに「贅沢のきわみ」です。だけど、自分たちだけでこの楽しさを独り占めしてしまっているというのも「もったいない」。(過去も含めた)野麦キャンプの参加者の皆さん、もっともっと周りの人に野麦のすばらしさを宣伝してください!

3/27
早速ネイチャースキーへ―グランドにまだ雪はある 観音様にスキーの安全を祈る 雪さえあれば登って滑る カエルの根付作り ネイチャーアート−花や葉っぱでお絵かき
3/28
鉄塔の森へ自然観察へ―路上は雪なし 熊だな観察 急斜面にチャレンジ 雪に埋もれた小川の上を滑る 拾って来た木の実などでクラフト
3/29
イグルー完成(今年は完璧にできました)―上のキャンプ場で イグルーから這い出てきた 枡作り 焼きペン加工 マイ枡の完成
3/30
<雪上オリンピック>1―雪球的あて <雪上オリンピック>2
スノーフラッグ
<囲炉裏の集い>1―伝言ゲーム <囲炉裏の集い>2―動物ジェスチャー <囲炉裏の集い>―全員集合
3/31
最後の大掃除 最後の<振り返り> <振り返り>−あっという間の5日間でした <終了証>授与式 大雪の中<野麦学舎>にさよなら
野麦のサル


春 の 野 麦 子 ど も 自 然 体 験 村