金華山・長良川の生き物と遊ぼう
―ザリガニ釣りに挑戦― 2008.6.28 in 達目洞
ヒトは狩猟時代の原始のDNAをもっています。どんな子どもでも狩猟本能を忘れていません。
そこで(ちょっと飛躍しますが)ザリガニ釣りに挑戦です。
今年も達目洞にやってきました。まずは高架下の泥地へ。梅雨のさなかで水浸しになっていましたが、あるある、足跡が……イノシシ、タヌキ、アライグマ、サギなど。ザリガニととりに来ているのでしょうか。泥が巻き上がって何かが逃げていきます。よく見ると小さいザリガニです。果たして大きいザリガニはいつのでしょうか?
まずは釣竿作りから。まあ、その辺に落ちている木の枝でも間に合うのですが、道具は大切です。モチベーションを高めなければなりません。達目洞の主、臼井さんの了解を得て、間伐した後の竹やぶに入ってめいめいお気に入りの竹の枝を拾っていました。小枝は拾った石で打ち払います。そして、糸付け。タコ糸を「巻き結び」で枝先に結び付けます。この「巻き結び」、簡単便利で野外活動にはよく使いますが、小さい子には覚えるまでは意外に難しい。エサはスルメ。大人ならここでビールが飲みたくなるとところですが、大切なエサですから食べてしまってはいけません。
お弁当を食べた後、いよいよザリガニ釣りへ。逆川や田んぼ(達目洞自然の会で田植えをしました!)脇の溝など糸をたれましたが反応がありません。高架下の水の中の穴にスルメを入れてみると……。もってく、もってく。糸が穴の中に引きずり込まれます。しかし…、引き上げようとすると、途中で糸の張りがなくなってしまいます。どうも握力(はさみ力)の弱い子どものようです。残念!
こうなったら遠征です。歩いて近くの田んぼの溝をさがしにいきまず。ところが、ザリガニの影なし。糸をたれても反応なし。昨年は見かけた野生動物の食べかすも見当たりません。時期が悪い?天候が不順?農薬のせい?いずれにせよがっかりです。
最後の挑戦に挑ます。達目洞に戻って、新しい場所を試します。そしてついに……釣り上げた。少し赤みがか買ったちょっと大きめなやつ。後は根性で2匹釣り上げました。これでうちに帰れる。
原始の人たちも獲物がかからず苦労した日もあったんでしょうね。でも、獲物が獲れたときは喜びもひとしおだったことでしょう。
今日釣れなかった人は再チャレンジを!来月(7月13日)は「手作り竿で魚釣り」に挑戦です。乞うご期待!
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