金華山・長良川の生き物と遊ぼう

―手作り竿で魚釣り―   2008.7.13 in 長良川(鵜飼大橋)

 清流長良川は全国川の川の中でも魚の種類が多い川です。夏になると多くの釣り人が鮎釣りに押しかけますが、小さな子どもでもお金をかけずできる釣りがあります。仕掛けは針と糸と錘だけ。竿は竹藪から枝を拾ってくる。エサは現地調達の川虫。
 まずは竿の材料調達。「風と土の会」が手入れされている竹林から払った竹の枯れ枝もらってきます。中には竹の幹をもってくる子もいますが、これは欲張り爺さん?次に仕掛け作り。ミチイトとハリスを連結し、錘をつけ、竿に結び付けます(小さな子どもには難しいので大人にてつだっでもらいます)。次にエサとり。夏のカワゲラは小さくエサに適さないのでもっぱらトビゲラ(ヒゲナガカワトビケラ)の幼虫。水生生物の観察でもあります。
 そしていよいよ魚釣りにチャレンジ!「釣りのベテラン」の子もいましたが、ほとんどはまるっきりの初めて。つれるかなー?釣り糸を絡ませたり、エサをとられたり……。苦戦しながら徐々につれてきます。そして、粘って最後には全員つれました。よかった、よかった。
 子どもに原始のDNAが残っているとすればすべての子どもは魚釣りが好きなはずです。こうした自然の中の魚釣りを通して自然の生き物に親しむ子どもたちが一人でも増えることを願っています。

仕掛け作り
買ったのはミチイト、ハリス。錘のみ
エサ(ヒゲナガカワトビケラ)をつまかえて針につける 思い思いの場所で釣り糸をたれる エサをミミズ(これも現地調達)に変えてみる 最後まであきらめない!
釣ったー その1. 釣ったー その2. 釣ったー その3 釣ったー その4 本日の釣りの成果