金華山・長良川の生き物と遊ぼう

―長良川を下って野生動物を探そう― 2008.10.19 in 長良川(鵜飼広場〜小紅の渡し

 10月のEボート川下は悪天のため中止。今回が今年最後の川下になりました。水量はやや少ないながら、水はきれい、風はなく、日ざしは暖かい。絶好の川下り日和になりました。
 「鵜飼広場」の川岸からスタート。今回は子どもたちの親にも参加していただき、みんなで楽しみながら川を下っていくことになりました。参加者の中にはEボートから飛び込む味を知っている子どももいて、水は冷たくてもみんな飛び込む気満々です。ですが、スタート早々水に入ってしまっては体が冷えてしまうので、途中のお昼休みまでは飛び込むのはお預け。
 舟は長良橋を越えて気持ちよく下っていきますが、金華橋を越えたところでトラブル発生。サポートのインフレータブルカヌー(空気で膨らませる折たたみ式ボート)がブロック式護岸で座礁!夏の比べて水量が少なく、流れに乗って押し上げられてしまったのです。本隊のEボートもいったん座礁しましたが、全員で飛び上がって加重を抜き無事脱出しました。梶浦先生の舟はにっちもさっちもも行いかない状態になってしまいました。これの川の典型的な危険箇所「ストレーナー」(「茶漉し」の意味―水流は抜けても本体は引っかかって水圧で張り付りついてしまう)の一種で川の中の人工物の怖さを実感しました。結局、20分ほどもがいて最後は舟の外に体重を抜いてやっと脱出することができました。
 お昼は忠節橋。橋下は安全に小魚とりが出きる場所で、子どもたちはしっかり遊びました。午後は待望の飛び込み。調子に乗ってくると次々に飛び込んでいき、いつものように「鵜飼の鵜」状態に。鏡島大橋を越えると流れも緩やかになり、しっかり漕がないと進んでいきません。「小紅の渡し」でゴール。
 このあたりは、水辺の哺乳動物の気配が濃く、ヌートリアの糞と足跡、タヌキの足跡がいっぱいあり、参加者は石膏で足跡をとり、お土産にして帰りました。
 今シーズンの川遊びはこれでおしまい。最後に「川に学ぶ体験活動」のために無料でEボートを提供してくださった木曽川上流河川事務所とEボートを管理していただいているNPO法人長良川環境レンジャーにお礼申し上げます。ありがとうございました。。

「鵜飼広場」の川岸で舟を下ろします スタート 下る前に少し練習を 金華山をバックにゆっくり下ります 10月の長良川の水も冷たくない!?
小魚とりの収獲 「鵜飼の鵜」状態その1 「鵜飼の鵜」状態その2 小紅の渡しでゴール 水辺で哺乳動物の痕跡探し