金華山・長良川の生き物と遊ぼう

―金華山のリスと遊ぼう― 2008.12.7 in 岐阜公園

 冬に入りました。亜熱帯出身のタイワンリスですが、元気でいるのでしょうか。「リス村」のリスと違って金華山のタイワンリスは完全に野生化していますが、最近はカラスに襲われて少なくなったともいわれています。岐阜公園で見られたリスも見かけなくなりました。だたし、一箇所三重塔の近くで餌付けされて誰でも見られるところがあります。餌のクルミを持って出かけなした。
 10時に護国神社前川原駐車場に集合して現場に行ってみましたが、朝食時間が過ぎていたのか、リスはなかなか出てきませんでした。そのかわりヤマガラが来るわ来るわ。すっかり人になれていて子どもの手から次々に餌をもっていきます。ヤマガラはそんなにいっぱいクルミやピーナッツを食べてメタボにならないのでしょうか?餌付けをしているおじさんの話ではヤマガラは貯食(餌を地面などになくしとっておく)するそうです(タイワンリスも)。やっとリスが出てきました。子どもたちは大喜びでいつまでも餌をやっていました。
 今回もクラフトのプログラムを入れていましたが、天気がいいので頂上へ登りました。途中ドングリを拾いながら。ことしは、アラカシ、ツブラジイ、コナラと金華山のドングリは豊作ですが、やはりアベマキは不作でなかなか見当たりません。馬ノ背をを登って一気に頂上へ。
 お城の前でお弁当。ここでもヤマガラの餌付けがされていて、いっぱいヤマガラがやってきます。今年はヤマガラの当たり年!?子どもたちは夢中になって餌をやっていました。そしてリスが現れると餌をもって飛んでいきました。
 帰りは真っ白になった遠くの雪山を見ながら「瞑想の小道」を下りました。結局クラフトの時間はなく、一日タイワンリスとヤマガラに餌をやって山に登って遊びました。
 野生動物の餌付けには賛否両論ありますが、今の子どもたちにはペットや動物園の動物でない野生の生き物に触れ合うのは貴重な体験であり、自然の中の生き物に出会う入り口としては意味があると思います。今度は「本物の野生動物}に会いに行きましょう!(でも、そんなに簡単には出会えないよ)

タイワンリスへの餌やり タイワンリスがやってきた シジュウカラもやってきた ヤマガラ 馬ノ背でドングリ拾い
ヤマガラへの餌やり(頂上にて) 鳴き声が出る野鳥図鑑! 遠くに能郷白山が見える(瞑想の小道にて) タイワンリス観察のまとめ