ワクワクドキドキ縄文キャンプ

 見事に縄文土器が焼きあがりました!
 3年前にふれあい会館で土器作り体験をしてファミリーパークで縄文クラブの土器の野焼きに参加させていただいて以来、焚き火大好きの私(高屋)としては、この上石津「緑の村」団バンガロー村で縄文キャンプをやらなければと思ってきました。最初予定していた泊まりのキャンプは参加者が集まらず縮小したのは残念でしたが、野焼きで参加者・スタッフ全員の土器が焼きあがったのは大成功でした。
 縄文人が日本人の原点といわれていますが、水、土、森と火といった自然の要素を集約的に象徴している土器は大人も子どもも文字通りワクワクドキドキさせてくれます。
 1回目10月25日土器の成型、講師の大橋龍治さん(縄文クラブ)の指導のもと粘土で思い思いに土器の型を作りました(本当にこれで土器になるの…?、半信半疑)。これを1ヶ月ほど乾燥させたのち焼くことになります(もちろん野焼き!)縄文土器焼きは1ヶ月を隔てて2回で1セットということが伝わらず、後半だけの参加を申し込まれた方、お断りして申し訳なかったのですが、残念でした。
 2回目11月22日、この日が土器やきの本番。空焼き?(地面を乾燥させる)、「あぶり」(1時間かけて土器の中の水分を抜く)―このとき土器の温度は400℃まで上がる(大橋さんは土器が焼けている色で温度が分かる!)、そして本焼き?(まきで土器を覆うようにして1時間焼きあげる、このとき温度約800℃)。こうしてまきが燃え尽き中からきれいに焼きあがった土器が姿を現すが感動的!個々の作品は一部はがれたり、ひびがはいってものもありましたが、割れることなく全員が自分が作った土器を持ち帰ることが出来ました。
 焼き上がりを待つ間、体験したのが<石器づくり>。講師の梶さん(梶浦敬一先生)の指導の下、下呂石で矢じり作りを行いました。打ち欠いた石の薄片をさらにシカの角(のかわりの先に銅線がついた棒)で形を整えていく。
参加者の小さい子が今期よく作業をして立派な矢じりを作り上げたのには感心させられました。
 そしてお楽しみが<縄文クッキー>。ボランティアリーダーのお姉さんか用意してきたクッキーーの材料(小麦粉、ベーキングパウダー、砂糖、卵、バター)にシイの実(ツブラジイ、スダジイ、マテバジイ―金華山と某大学のキャンパスで採集してきました)とクルミを加えクッキングシートをのせたフライパンで焼き上げました。味のほうは?美味しすぎる!縄文の味からはかけ離れてしまったかもしれませんが、おいしいことには何の不満もありません。おいしい思い出も出来ました。
 縄文キャンプ、来年もやります!今度はたくさんの人に参加してほしいものですね。


ドキドキドキ

10/25
つるの採集(クズ) つるの採集(アケビ) ターザンごっこ(フジずるで) 土器の成型 その1 土器の成型 その2
11/22
矢じり作り その1 矢じり作り その2 矢じり作り その3 矢じり作り その4 ドングリクッキー
野焼き その1 野焼き その2 野焼き その3 野焼き その4 縄文土器完成!