金華山・長良川の生き物と遊ぼう

―ロング川下りで野生動物と出会おう―   2009.9.26
 
 

 のんびりとした秋の一日でした。このところの晴天続きで水量はずいぶん減っていましたが、水はきれいで程よい冷たさ。ゆっくりとした川下りをするには絶好のコンディションです。参加希望者の中で運動会が重なってしまいこれなかった人、残念でした。申し込みをしながら新型インフルエンザでキャンセルになってしまった人は気の毒としかいえません。
 夏のかんかん照りと違って日差しは強くても風はさわやかです。もちろん子どもたちはボートから飛び込んで遊びました。小魚も手網でいっぱいとれました。長良川は落ち鮎のシーズンで、瀬張りがしてあり、ガリの釣り師がたくさんはいっていましたが、子どもの川下りには好意的で、子どもたちが「お願いしま〜す!」と大声を出して下っていくとこころよく竿を上げてくれました。友釣りのシーズンとは違って魚釣りの人ものんびりしているようです。鏡島大橋を過ぎるころからは流れもゆるくなり、午後から出てくる川風がまともに向かい風になり、漕ぎ下るのに苦労します。Eボートは船体どてが高く安定していますが、その分風に弱いという弱点があります。今回笠松町からお借りした(笠松公民館さんにはお世話になり、ありがとうございました)Eボートはグラブナー製のバケツ型ボートで直進性はいいがやはり風に弱いという特性をもっています。全員でふらつきながらも風向かって必死に漕ぎ、やっと「小紅の渡し」のたどり着きました。目標のゴールは河渡橋でしたが、みんなよくがんばりました。今日の川下りはここまで。
 船着場の付近の水際には野生動物(タヌキ、ヌートリア、サキなど)の足跡がいっぱいありました。梶さん(梶浦敬一先生)の説明を聞き、全員で自分の好きな足跡を選んで石膏を流し込んで型をとりました。これが本日のお土産。水の中ににはかわいらしいバイカモの花がいっぱい顔を出していました。お疲れ様でした。

鵜飼広場の川岸でEボートの準備、みんなで空気を入れます 水はきれいで流れは緩やかゆっくり漕ぎ下っていきます 金華山と長良川をバックに下っていきます。絵になる! 忠節橋到着
ここでお弁当と魚とり
忠節橋付近には魚がいっぱいいて全員手網での魚とりに興じます
いっぱい小魚がとれました 鏡島大橋に近づくと流れが緩やかになりこのあたりからはしっかり漕がないと進みません 小紅の渡し ここが本日のゴール。最後のひとがんばり 梶さんから川岸に棲む野生動物の話を聞きます 水際に残った野生動物の足跡石膏型どりします