金華山・長良川の生き物と遊ぼう

―金華山のリスと遊ぼう―   2009.12.20
 
 

 暖冬予想の中、金華山にも大雪が降りました。秋以降、暖かい日が続いたにもかかわらず、景気の冷え込みのせいか、金華山・長良川の野外遊びになかなか子供たちが来てくれません。今回も雪が降り、子供たちが犬のように飛び出してきてくれるかと期待しましたが、ほとんど反応がなく、やっとFさん家族が参加してくれました。
 岐阜公園はまだ紅葉が残っており、色づいたもみじの葉っぱが雪の上に敷き詰められてとてもきれいでした。三重塔の近くのリスの観察ポイント(リスが餌付けされている)にはエサをおくと(この日のために梶さんがクルミを木曽川の某所でとってこられました)、ヤマガラやシジュウカラが集まってきましたが、リス(タイワンリス)はなかなか現れません。それでも待っていると梢を伝ってどこからともなく現われ、最後には子どもたちの手から直接エサをもらいまでになりました。大成功!子どもたちは目の前に現れたり巣に大喜び。リス観察に堪能した後、丸山(旧伊奈波神社跡)まで登ってお昼にしました。いつもは頂上、まで登っているのですが、今回は雪が積もっているし、小さい子がいるのでやめにしました。そこから仰ぐ雪をかぶった金華山と岐阜城はとてのきれいでした。降雪のせいか、鳥もいっぱい観察でき、メジロやエナガの群れが移動いていくのが見えました。
 一年中緑で変わらないように見える金華山もよく見ると木や生き物たちは季節によって表情を変えています。一年中、金華山や長良川を見守り、その中で遊ぶことにより、私たちは岐阜市の自然のありがたさを忘れないようにしたいと思います。

 追記
 梶さんは長良川環境レンジャーの自然調査活動として正月早々(1月2日、岐阜新聞に記事掲載)Eボートで長良川を下っています。えらい!


雪ともみじの落ち葉のコントラスト 雪の金華山に映える朱色の三重塔 クルミとピーナツをエサにリスをおびき寄せます リスに手から直接エサやり まじかに見るタイワンリス かわいい!