2009.2.1
今年もやっぱり暖冬!?(ラニーニャはどうなったの?…わかりませ〜ん)西美濃(奥揖斐、奥根尾)の積雪はさっぱり。予定していた根尾東谷の雪もすっかり解けて今いました。それでも根性で雪のフィールドを探し回った結果…。ありました!諸家(モロカ)!ここには雪が残っていました。急遽場所を変更してやってきました。直前の場所と日にちの変更にもかかわらず、参加申込みのみなんがそのまま参加してくれました。
集落のどんづまりまで入ると忽然と雪が現れ、一同感激!ありがたいことです。さっそくちょっとした斜面でひと滑り。足元が不安定なクロスカントリースキー、初めて体験した人は簡単に転んでしまいまいます。それでも子どもは順応するのが早い。どんどん壁をクリアーしていきます。それに比べて大人はなかなか思うようにいきません。でも、転んだときの笑顔は少年の顔!
林道を上って峠まで半分来たところで、今日はここまで。冬季小学生最高到達地点!!そこで思いがけないものを発見しました。カモシカ(天然記念物!)も子どもの死体。病死?天敵の襲われた?猟師による誤射?いずれにせよ厳しい冬が乗り切れず哀れでした。それでもキツネやテンにとっては貴重な食用。こうして命はめぐっていくのでしょう。
ここでお昼。県境を越えて吹き降ろす雪混じりの風がとても寒く感じられました。それでも雪をスコップで掘って作ったテーブルを囲んでのお弁当はとてもリッチでした。
帰りは林道を滑って戻るだけ。一気に…、といきたいところですが、そうはいきません。傾斜はゆるいのですが雪室が良くよく滑る、でも曲がれない。しかも上の方は右手が崖で左は深い谷(もちろんガードレールなし)。大変危険なところではあるのですが…、実際にはコースアウトするほどのスピードは怖くて出せない!みんな転びながら、止まりながら滑り降りて来ます。それでも前半に比べるとしっかり板に乗れようになっています。わずか2, 3時間の歩きと滑りの中で技量が(精神力も)目に見えてあがっています。遊びながら、楽しみながらレベルアップ!そこがネーチャースキーのすばらしいところです。
全員無事最後までがんばってゴールしました。最年少、小学1年生の子は途中板をはずしましたが、それでも音を上げずについてきました。これも立派!こうして、1日大人も子どもも年寄りも楽しく雪と遊ばせてもらいました。奥揖斐の自然と雪に感謝!!