2010.3.27-31
3月に入って「野麦の館」のご主人奥原さんから電話が入り、「雪ねーぞー」。「それはない」と思いましたが、実際に2月下旬からそれまで降り積もったは異常な暖かさで暖かさで見る見るうちに融け心配になっていました。が、野麦の神様は我々を見捨てることはなく、何とか雪は残っていました。
野麦に着くとまずは「鉄塔の森」へ。残念ながら、入口までの国道は雪がなく、歩き。それでも広場は雪に覆われていてラッキー!歩くスキーの練習をした後、いきなり裏側の斜面で滑降のトライ。さすがほとんどの子どもがリピーターでビビることなく斜面に飛び込んでいきます。ただひとり初参加の女の子Uはといえば躊躇なく飛び込んでいき、転んでも「楽しー!」今回はいい子がそろいました。森の中へは雪が途切れているところもありましたが、真新しいサルの足跡(手跡も)あって、動物との出会いが楽しみになりました(次の日サルの群れに出会いました)。
2日目は「スキー滑りまくり!」…と行きたかったところですが、現実は雪不足で野麦峠への道(国道)はほとんど雪がついてなくて、板を担いでの歩き。それでも文句をいう子供はひとりもなく、道路上に残った堅雪の片斜面で喜んで滑って遊んでくれました。そのあと、解け残った雪の広場で滑降とジャンプに挑戦!雪さえあれば遊べる!参加者のその前向きな姿勢がうれしい。午後は、上のキャンプ場(旧牧場)へ。車で管理棟まで上がり、そこから歩くスキーでの登り。一人も音を上げることもなく文句も言わずついてきました。今回はみんな強い。足がそろっている。上までいったら、思い思いに自分の好きな斜面を見つけて滑る。もちろん滑る分、登らなくてはなりません。最後はキャンプ場下の大斜面(といってもブッシュがいっぱい出でいますが)の滑降。滑りまくりの1日でした。
3日目。待望の雪が降りました。朝、宿泊拠点の「野麦学舎」の前の道路は新雪に覆われ(除雪車が入るほどのものではない)、いきなり板をつけて歩き始めました、「鉄塔の森」景色が一変し、梢の雪をかぶりながらの雪の森の散策は素晴らしいものでした。お目当ての<チャレンジポイント>にたどり着き、全員が滑降に挑戦しました。いつものコースは使えず苦肉の斜滑降。これが子どもには難しく、ほとんどの子がずり落ちていました。それでもすべての子がトライしました。えらい!
午後からイグルー(雪のブロックの家)づくり。本来、粉雪はイグルーづくりには向いていませんは、今回は湿雪で粘着度が高くブロックを作るのには最適。全員の協力が素晴らしく、参加者とスタッフ総勢15名で直径2mのイグルーをわずか1時間で完成させてしまいました(野麦記録!)。
夜は恒例の梶さんの動物の話。イノシシと飼育されているムササビの赤ちゃんと雪山のシカの動画映像。毎回ながら子どもたちの興味をくぎづけにします。さらに梶さんお友達、北さんの指導でわらじ作り。素敵なお土産ができました。
4日目は、春の野麦キャンプのフィナーレ<雪上オリンピック>と<囲炉裏端の集い>。<雪上オリンピック>は上のキャンプ場でピーカンの空のもと雪煙を上げる乗鞍岳と真っ白に雪をいただく御岳山に見守られながら熱戦が繰り広げられました。そして、「野麦の館」の囲炉裏端、各グループ趣向を凝らした出し物で楽しみながら最後の夜は更けてゆくのでした。
※ サル写真撮影:梶浦敬一先生
新聞記事(岐阜新聞) |
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歩くスキーの練習 いつもの広場はしっかり雪が残っていてくれました |
いきなりスロープに飛び込みます―パチ、パチ、パチ(拍手) | 融け残った雪をぬって森の中へ すっかり春の残雪の森の雰囲気です |
森の中で休憩 おやつを食べ、雪を投げ合い遊びます |
夜の散歩 そこかしこにキツネなどの動物のの足跡が |
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わずない残った国道上の残雪(雪崩の跡)で滑って遊びます | 雪の広場の段差で果敢にジャンプ!―この後は? | 雪に覆われたキャンプ場のスロープで思い思いに滑ります | 元気のいい子はキャンプ場の上の森まで登って滑ります | いつも使うキャンプ場のチャレンジコースは立木だらけで滑るのには厳しい | |
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宿舎前から板を着けて降り積もった新雪の国道を歩きだします | 昨日滑った残雪のスロープは新雪のパウダーゾーンに変身 | 梢の雪をかぶりながら森の奥へ | 森の中の休憩 昨日とは打って変わって冬の雰囲気に |
<春の野麦キャンプ>名物、チャレンジポイント―雪が少なく難度アップ | |
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キャンプ場でイグルーづくり―雪質、協力度合い、ともに最高 | あっという間に見ごとなイグルーが出来上がりました | 雪のキャンプ場をスキーで上る。まっさらな新雪にトレースをつけます | 野麦キャンプの定番、梶さんの動物の話、今回も最新映像が | 北さんと梶さんによる新プログラム<ワラジづくり>―可愛いワラジができました | |
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キャンプ場に着たらさっそく昨日作り上げたイグルーに入ってみます | 雪上オリンピック1 <チューブ引きレース> 御岳山をバックに |
雪上オリンピック2 <雪上ドッジボール> 乗鞍岳をバックに |
雪上オリンピック3 <雪上2人三脚> いきがぴったり! |
雪上オリンピック4 <スノーフラッグ> 壮絶な戦いが繰り広げられました |
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<囲炉裏ばたの集い> 老若男女、それぞれのグループが趣向を暮らした出し物を |
囲炉裏ばたの集い1 <伝言ゲーム> 年寄りには難しい? |
囲炉裏ばたの集い2 <動物ゼスチャー> わかるかな? |
囲炉裏ばたの集い3 お気に入り「マシュマロ焼き」 |
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<振り返り・分かち合い> あっという間でしたが、楽しい5日間でした |
2010春の野麦キャンプ―ベスト1、ワースト1 | <修了証> 高校生のリーダーが心をこめた手作り修了証が渡されます |
<閉村式> リーダー、スタッフ、講師の先生からの最後のあいさつ |
野麦学舎にさようなら 来年またあいましょう |