ワクワクドキドキ縄文キャンプ

2010.10.27・11.22-23

 今年も上石津(大垣市)「緑の村」バンガロー村の野焼きにやってきました。
お忙しい大橋さん(縄文クラブ)に来ていただき、粘土の提供、土器の成型と野焼きの指導をしていただきました。
 今回は、メインの土器作りの他、「石器作り」、「縄文食(しし鍋とどんぐりクッキー)」、「縄文の闇(ナイトウォーク)」、「縄文の火(火おこし)」に加えて「縄文の家(茅葺き小屋)づくり」のプログラムを用意しました。結果は後半の一日目が雨にたたられ、「縄文の夜」のプログラムは流れました。しかし、この日のために用意した?イノシシの肉(知り合いが自分でとって解体した!)を鍋にしていただきました。野生の味!子どもたちにはわかったかな?もちろん、大人たちは酒盛り。縄文の夜ならぬ現代のキャンプ場の夜はにぎやかに更けていきました。
 さて、メインの縄文土器の「野焼き」です。2回目とあってなかなか凝った作品が数多く見られました。「予備焼き」(昨晩降った雨でぬれた地面を乾かし蒸気で土器が割れるのを予防する)から始まり、「あぶり」(土器の周りで薪を燃やし時間をかけ徐々に温度をあげていく)そして最後の「攻め焼き」(覆い焼きで800〜1000℃まで上げて焼きあげる)。
「焚き火」に興味を持っていた子どもたちはやがて飽きてキャンプ場で遊び始め、お母さんたちは「焚き火」を利用しない手はないと焼き芋を始める。「焚き火」と焼き物のロマンが分かる男たちだけが揺らぐ炎を見つめつずける。
 「本当にうまく土器が焼けるの?」土器の焼きあがりを待つ間のドキドキ感。燃え上がった火がおさまると灰の中から焼きあがった土器が姿を現す。感動の時間。そして割れた土器を目の当たりにした落胆も(今回は残念ながら子どもと大人の作品が1個ずつ割れてしまいました−風が出たせいか火の回りが悪く、急激に温度を上げてしまったせいだとか)。
 野焼きの時間が昼過ぎまでくいこんでしまい、プログラムは<ドングリクッキー>で終わり。それで<茅葺き小屋づくり>は時間外に、子どもたちにも手伝ってもらいボランティアリーダーが活躍してなんとかできました。材料は長良川の河原で採ってきた竹と茅。小屋の形はできましたが、これでは「3匹のこぶた」の草のおうち?雨露はしのげない!?
 なかなか縄文人の知恵には及ばないですね。

土器の成型 <縄文鍋>(しし鍋) 火おこし <野焼き>その1 <野焼き>その2
<野焼き>その3 <野焼き>その4 <野焼き>その5 <縄文クッキー>(どんぐりクッキー) <縄文の家>(茅葺き小屋)
ドキ!ドキ!ドキ!ドキ!
余熱でシイの実を炒りました ひび割れてしまいました ファミリーの作品 プロの作品?見事に焼きあがりました 小物の文鎮土器つき