金華山・長良川の生き物と遊ぼう

―手作り竿で魚釣り―   2010.6.26

五月雨を集めて速し長良川」(盗作)
梅雨です。金華山は雨に煙っています。<長良川の生き物>魚たちはどうしているのでしょう。
<都会の生き物>子どもたちはどうも活動が鈍っているようで、「雨の日は部屋で…」なかなか外には出てきてくれません。それでもなんとか2組の親子が参加してくれました。
本来は河畔の竹林ヘ入って藪蚊に刺されまくって竿の材料の竹の枝を取りに行くところですが、今回は以前使った竿用の竹の枝を使いました。
そこで最初にやることはエサになる川虫とり。川底の石をひっくりかえしてカワゲラやカゲロウの幼虫をとりますが、ちょっとちいさい。いつもこの時期に使うヒゲナガカワトビケラの幼虫は増水のためほとんど取れない。スタッフのいっさんとさっちゃんが竹林にはいってミミズを取ってきてくれました。
さて本番の魚釣りは…?増水した川の流れは速く、川岸の近くに魚の姿は見えません。そこで、安全な橋脚の水たまりで釣り糸を垂れますが、さっぱり。
そんな時、「釣れた!」との声が。水辺の草の近くで釣っていたいっさんの竿に見事ヒット!みんなでポイントを移動しました。すると「釣れた!」、「釣れた!」、また「釣れた!」みんな夢中になって、お昼の時間も忘れて釣りました。
お弁当の特別のおかずは魚の塩焼き!(キャンピング用コンロと専用焼き網でばっちり)。といってもちっちゃなカワヨシノボリような魚。それでもハゼ科の魚なのでおいしい。子どもたちも喜んで食べてくれました。
雨音と瀬音のなかの<手作り竿で魚釣り> ヌルヌルのミミズを針につける。釣りあげた魚は独特の川のにおい。
それをを焼いて食べると、香ばしいにおいと味が…。文字通り五感で楽しんだ魚釣りの自然体験でした。
雨の中がんばってよかったね。

エサの川虫とり 橋脚の水たまりで釣り糸を垂れる 雨の中の釣り ヒット第1号
私も釣れたよ 釣った魚が焼けるのを待つ 鵜飼大橋の下でお弁当