金華山・長良川の生き物と遊ぼう

―金華山の野ネズミと遊ぼう―   2010.11.27
 
 

 空は真っ青、まさに「小春日和」で絶好のドングリ遊び日和になりました。
 でもメインは「野ネズミに出合う!」…ほんとに会えるのかな?
 まずは、許可とりから。梶さん(梶浦敬一先生)が手続きをして県の許可をとってきました(野生動物を捕まえるには行政の許可がいります!)そして、わな(シャーマントラップ)の設置。前日、夕やみ迫る中、岩戸の林の中にわなを仕掛けておきました。「かかっているかなー」。その前にわなのありか探しから。参加者の親子と一緒に林の中へ。「ありました。」木に目印をつけておいたおかげで何とか見つかりました。お目当ての野ネズミは?「残念〜〜ん」6個とも空振り(わなのふたが空いたまま!) 自然は人間の思い通りには動いてくれません。でも林の中の探索はちょっとしたちょっとした冒険気分。子どもたちはテンの糞や赤い実のマンリョウを発見しました。
 岩戸公園でお昼を済ませ、今度は公園でドングリ拾い。クマのニュースで報じられている山のドングリ不足はここではあてはまらず、金華山と岩戸公園はドングリの豊作。子どもたちはドングリをいっぱい集めてきました。ドングリコマやドングリ人形を作って遊びました。
 最後に「大発見」(個人的には、ですが)。10月以来ずっと探していて全然見つからなかった金華山のツブラジイの実がありました!(岩土公園に)。アラカシ、シラカシなどは「落実」の最盛期でやっとシイの実も落ちてきたのでしょうか。最後にやっとおいしい「ドングリの実」を子どもたちに味あわせることができました。
 やっぱり今年は季節がおかしい。でも、よかった、よかった。

これが動物捕獲の許可証 山道にはアベマキの実がいっぱい 仕掛けておいたネズミ捕りのわなには? 少年が「万両」(今のお金で10億円ほど―ではなくマンリョウ)発見
ここは謎の「秘密基地」?
これはテンの糞(鑑定人:梶さん) 生きた野ネズミは見せられなかったので、アルコールづけの標本で いっぱいドングリを拾ってきました 親子でドングリクラフト ドングリトトロやじろべえ