金華山・長良川の生き物と遊ぼう

―金華山のタイワンリスと遊ぼう―   2010.12.19
 
 

 今日は全日本実業団女子駅伝の日。美濃路を走るのは今年が最後ということで昼前からヘリコプターが空を舞っていました。天気はというと快晴微風。まさに絶好の「リス観察日和」で「水ロケット日和」になりました。
 集合場所の護国神社前の河原駐車場から岐阜公園の三重塔に向かいました。
 まずは河原の木にとまっているトビが。そして並木の桜にはシジュウカラ、シメも。そしてポイントの場所ではヤマガラのほかにメジロも。絶好のバードウォッチング日和にもなりました。
 ヤマガラはエサのピーナツの寄ってくるのですが、お目当てのタイワンリス(クリハラリス)は?待つこと数十分、現れました。餌台からピーナツをもっていって少し上の定位置(?)おなじみのスタイルで食べ始めなした。すぐ近くでピーナツを頬張る(ニホンリスほど頬張らない?)のを目の前で見た子どもたちは大喜び。出てきてくれて、よかった、よかった。それにしても金華山のタイワンリスは数が減っているような気がします。(梶浦先生によると、そうじゃなくて昼と夜との行動の生態が変わったのではないかとのことですが)
 午後は梶さんのスペシャルプログラム<水ロケット>
 駐車場に戻ってまずは水ロケット製作から。材料はペットボトル(強度の問題から炭酸飲料のもの!)、牛乳パック、そしてビニールテープ。簡単なので小さい子どもでも出来ます。まずは水なしの<空気ロケット>から。専用のランチャーにセットして空気入れでボトル内の空気圧を高め発射するというもの。はたして第1号は?…  ボスッ 打ち上げ成功。わずかな距離でしたがちゃん飛んで一同感心。
 そして、本番の水ロケット発射。今度は水が入っているので、泡で本体に空気が入っていくのが見えます。空気の充填は力がいるので大人に手伝ってもらって、発射準備完了。カウントダウンがはじまる。5,4,3,2,1,0、発射!ペットボトルの機体は水を吹きながら放物線を描いて見事に飛んで行きました。一同感動!
「生き物観察」→<生物>、「工作と実験」→<物理> 今日の体験で「理科大好き」が増えたかな。いい一日でした。
 最後にオチが!
 Hファミリーの苦心作の大型ロケット(本体1500cc、この日のために頑張ってペットボトルの炭酸飲料を2本空けた)。勢いよく飛び出したものの空中で大きく曲がり、長良川の真ん中に着水!車で執念の追跡、長良橋の下まで追っかけ、最後は総監督梶さん自ら裸足になって水につかり機体を拾い上げました。< ハヤブサ>にも負けない感動的な回収劇でした。

河原の木に大きな鳥が。尾の先が平らなのでタカではなくトビ ピーナツのエサにヤマガラが寄ってきます。 クルミをリスのエサ用に割ります タイワンリス(クリハラリス)現る! えさのピーナツを手に持ってかじる姿がカワイイ
水ロケット>製作。家族で協力して作りなます。 まずは<空気ロケット>飛ばしから。見事成功! 水ロケット>発射準備。お父さんに手伝ってもらって空気圧を高めます。 水ロケット>発射
水の尾を引きながら勢いよく飛んでいきます。
誤って長良川に着水した機体の回収。
梶さん自ら水の中へ