RACサマーキャンプin板取
2010.8.22-.28
今年の夏はただならぬ暑さで気象庁の観測史上初の記録続出。板取門原へ向かうバスからは川遊びに興じる人にあふれる板取川の風景が見かけられました。
到着早々向かった近くの集落の川(門原川)にはすでに先客がいて、子どもたちが一斉に川に繰り出すと「挨拶がない」と叱られました。それでも、誰かが石でつくった「堰堤」がヤナの働きをしていきなり大イワナ(36cm)飛び出してきて難なくてで捕まえることができました。幸先のいい川遊びのスタート。これ以来子どもたちは魚とりに夢中になりました。とったイワナはというとドラム缶風呂を沸かした残りのおき火で焼いてみんなでおいしく頂きました。
今回も川遊びのハイライトは板取川本流の<川浦渓谷への遡行>。挑戦度の高い冒険的プログラムなのでキャンプの後半に予定していましたが、講師の北さん(RAC理事、北川健司さん)の都合で2日目に実施することになりました。今回は参加者が男子ばかりで元気な子がそろっていました。8人のうち6人が挑戦し(冷たい水に備えてウェットスーツに身を固めた完全装備、学生リーダー7名を含めた9名のスタッフによる完全サポートのもと)、5人が見事ゴールの川浦渓谷にたどり着きました。スゴイ!エライ!
2つ目の目玉は<蕪山登山〜頂上ビバーク>。この夏の暑さはとても登山向きとはいえませんが、子どもたちは汗をいっぱいかきながら頑張って頂上にたどり着きました。ご褒美は360°のすばらしい展望とラーメン。心配された夕立ちは蕪山をかすめ少し降られただけで済みました。山の上から真上に見上げる入道雲の立ち上がりはなかなか迫力がありました。夜になると満月がでてススキの穂も出始めた頂上はちょっぴり秋の気配でした。
今回のキャンプのベスト3(子どもたちの評価)
@川遊び
A飛び込み Aお別れパーティー
<番外>ゲートボール
毎回、お世話になった村の人たちに感謝の気持ちを伝える<奉仕活動>は喜んでもらえる活動が少なくて悩んでいましたが、今回は集会場のグランドが草ぼうぼうになっていた(最初ここに来た時にはおじいちゃんばあちゃんのゲートボール場で立ち入り禁止になっていました)ので今回は草抜きにしました。
ちょうど地区のゲートボール大会が間近に迫り練習をやるということで、隣のおばあちゃんにゲートボールを体験させてくれと頼みました。その結果、正式練習の後、リーダーのおじいちゃんんに教えてもらいゲームをやりました。子どもたち全員が参加し、楽しく村の人たちと交流できました。
今回、参加者全員が男子でキャンプのメンバーとしては偏った面もありましたが、とてもパワフルなキャンプになりました。体力的に弱い子どもという例外もありましたが、川の遡行も登山も弱音を吐くこともなく挑戦し、目標を達成しました。
もっとも、男ばかりでガサツな面も現れメンバー間のトラブルもありました。それでも、お別れパーティーに向かって最後はうまくまとまって行きました。喧嘩も含め、異年齢集団で寝食を共にする1週間は参加者にとって貴重な経験になったと思います。
今回も門原のおじいちゃんおばあちゃんにお世話になりました。ありがとうございました。いつまでもお元気で!。
高屋(良さん)記
地球環境基金助成事業