金華山・長良川の生き物と遊ぼう
― けもの道ラリー ― 2011.12.4
「少雨決行」はやめにして一日延期しました。今日は朝から青空で日差しもあたたか(それでも途中時雨(しぐれ)がきましたが)ドングリの山を歩くには気持ちのいい日になりました。
今日のテーマはドングリの山のけもの道を歩いて「野生動物の気持ちになる?」こと。最初のアクティビティーは<けもの道ラリー>。あらかじめポイントとなる木の写真を撮っておいて、その写真を手にポイント(野生動物をセンサー―カメラで自動撮影したポイント)を探すゲーム。親子ペアになってけもの道を歩きまわり探しました。全員迷子になることなく無事ポイント探しに成功しました。
けもの道を歩き回ってか感覚が鋭くなると動物の活動した痕跡も見つけやすくなる?子どもが <エビのしっぽ>( リスが松ぼっくりをかじった痕)を見つけました。 山柿の種が混じって太い糞を見つけました。これは犬の糞ではない、たぶんイノシシ?林の中に朽ちた木の中にドングリを見つけました。これは人のいたずらではない、
リスまたは野ネズミの<貯食>?カラスの残骸が野生動物に食べられて白骨化しようとしているのもありました。山の散策コースにもなっているフィールドですが、なかなか動物の気配が濃い!
岩戸公園で昼食をとった後、ドングリで遊びました。<ドングリじゃんけん>。みんなで手持ちのドングリをいっせいにだし。特徴が強いドングリが勝ち。「ドングリの背比べ」だけではありません。ドングリにもいろいろ種類、個体差があります。楽しく学べましたね。そのあとちょっと自然観察を。金華山にクヌギのドングリがあると勘違いしている人がいます(ぼくもそうでした)が、岐阜市にはクヌギは自生してなくてそれはアベマキです。そこでその違いですが、岩戸公園には2種類混ざって植わっているので比べべてみましょう!
最後はドングリの試食で締め。公園で拾い集めた食べられるドングリを煎ってみんなで食べました。自生していないスダジイとマテバシイ、そして金華山を代表する木、ツブラジイ。けっこういけました。昔は山で採ってきて家族で食べたんだがなー…(ノスタルジー)。
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<ドングリ拾い> 公園のドングリはだいぶんとられましたが山の中にはいっぱい |
<けもの道ラリー> けものが通った現場(ちゃんと証拠写真がある)を探し出します |
<フィールドサイン>1 <エビのしっぽ> リスが松ぼっくりをかじった痕 |
<フィールドサイン>2 イノシシの糞? 山柿の種が混じっています |
<フィールドサイン>3 リスまたは野ネズミの <貯食>? ドングリが隠されています |
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「金華山はチャートの山」 壁に石を打ちつけると焦げ臭いにおいがします |
糞虫センチコガネ けものの糞で子育てをします |
<ドングリじゃんけん> ここではは一番色の黒いドングリが勝ち |
クヌギとアベマキの違い アベマキの葉の裏には白い細かい毛が ―分かるかな? |
<ドングリの試食> 食べられるどんぐり(スダジイ、ツブラジイ、マテバジイ)を煎って食べます |