親と子のネイチャースキーin根尾東谷

2011.1.15

 

 この冬はラニーニャの活躍で十分な積雪がもたらされています。小1、小2とそのお母さんのネイチャースキーはじめてという参加者が半分。
 レンタルスキーのお世話になるNEOキャンピングパークの場内で足慣らし。ストックを持たず、クロスカントリーの板を片方ずつはきスキーに乗って滑べらせる感覚を覚えます。一通り練習して、さっそくフィールドへ。
 最初はキャンプ場の端のスロープ滑りです。ゲレンデスキーと違って難しんだな、これが。かかとがとまっていない(ヒールフリー)ので前に体重かけるとつんのめる。靴が柔らかく、後ろ側に支えがないので後ろに体重をかけるとしりもちをついてしまう。(斜面を登るときも同じ。前に体重をかけすぎると、ずり下がってしまう。重心を前に移動させないと上がっていけない。)では、どうすればいいのか。真上から足裏に体重をかける!それだけのことですがこれがなかなかできない。結局、体で覚えるほかありません。何回も転びながらチャレンジします。新雪なので転んでも雪まみれになるだけなので気持ちいい、といいたいところですが。水っぽい雪の中の七転び八起きはちょっと厳しい。問題は斜面が上れないと先へ進めないということです。
 スキーを履いてのスノーハイクのはずでしたが、キャンプ場と目と鼻の先のところで時間切れ。雪が降りしきる雪の河原でお弁当をとりました。年少の子どももやっと元気が出ましたが、残念ながらここで引き返し。余裕のある子どもは河原の小山にチャレンジしました。登頂と頂上からの滑降!(ちょっとおおげさ) 名残を惜しみながら引き返しました。
 今回は条件が悪く、年少の参加者にはちょっと厳しかったね。降雪、湿雪、深雪。自然は人間の思い通りの形にはなってくれません。でも、だから自然遊びは面白いともいえるのです。それには余裕が必要。トライアルアンドエラーの繰り返し。少年よ、諦めずにチャレンジしよう!
 今回の挑戦では泣きが入った子もいましたが、これに懲りずにまた来てくれるかな?(影の声:「また来るよー」)

追記
この日から3日間日本列島を寒波が襲い、根尾谷も1mを超える積雪がもたらされました。人的、経済的被害が少ないことを祈ります。

キャンプ場内で歩くスキーの足慣らし いよいよ雪のフィールドへ。まずは段差の乗越し 深雪の斜面に果敢に挑戦! お弁当にありつ
いてほっと一息
河原の小山から頂上からドロップイン サルの食痕(樹皮をかじってっている) 名残の一滑り 降りしきる雪の中の帰還