親と子のネイチャースキーin能郷谷
2011.2.26
ついにやって来ました。積雪期の能郷谷はエヌエスネットにとっては、「ネイチャースキーの聖地」です。このところの暖冬で積雪が足らず、3年ぶりの能郷谷ネイチャースキーです。
能郷谷入口でスキー(クロスカントリースキー)を着けるといきなり雪のフィールドです。雪原で足慣らしをして雪の林道を上ります。ここだけは人(登山者)の入った形跡あります。雪解けがすすみはじめ、表面は波打ち、しかも足跡でデゴヘゴ。しかも朝のカッテコ(融けた雪が凍てついたいた状態)でネイチャースキー初心者や小さな子どもにとってはきつい(帰りの下りはなお厳しい!)。いきなりの試練です。杉林の中の林道を上りきると素晴らしい雪のフィールドが待っています。
広い河原(かつては田畑があった?)すべてネイチャースキーのフィールド。どこでも自由に入っていけます。最初は林道から河原に入る雪のスロープ。ここもまだカッテコでやはり初心者や小さな子どもにとってはきつい。だけど、この斜面をクリアーしないと「ネイチャースキー」が始まらない。林道上をそのまま進めば、楽で安全ですが、それではつまらない。本当の楽しさは困難や危険を乗り越えたうえにある!ネイチャースキー2回目の小1の女の子長い逡巡の後、意を決してスタート。転びながら下りてきました。一つの「壁」を超えました。
次の関門、流れを渡る。雪解けが進み、河原には何本も水の流れが現れています。スノーブリッジ(流れの上を雪が覆っている状態。もちろん踏み抜くと水に落ちる!)を利用して渡ります。つぼ足では踏み抜くような雪でもスキーを着けると荷重が分散されクリアーできてしまう。慎重に一人ひとり越えていきます。そしてついに一人(お母さん)が転んでスノーブリッジに穴をあけてしまった!足は大丈夫?!幸い水につからずに済みました。
さらに次の試練は段差の上りと滑降。河原にはいたるところに段差があります(たぶん、段々畑の跡)。高低差はさまざまですが、斜度はけっこうある。やはりこれも初心者や小さな子どもにとってはきつい。試みては転ぶ。その繰り返し。みんなそうし上達し、たくましくなっていく。
雪のフィールドを歩き、上り、滑る。こうしてどんどん谷の奥で進んでいきます。空は真っ青、雪は真っ白、雪の上にはいたるところに動物の足跡。時間を忘れて遊んでいるうちにいつまにかお昼。定番の雪ーのテーブルでのランチ。すべてが楽しい、気持ちいい。(あっ、転んで泣いた子もいた?)帰りも時間が過ぎるのを惜しみながらスキー遊びを楽しみました。