揖斐大野・ふがりの森 親子で森遊び

    ―里山で食べ物をさがそう―  2012.5.27

 

 風薫る5月ももう季節は初夏の感じ。4組の家族が大野町野(「の」地名です)の森にやってきました。地元の伊藤さんの協力で親子で遊ばせてもらうことになりました。初めてこの森を見せてもらったとき、正直「岐阜県内の都市近郊にこんな素晴らしい森が残っているのか!」とびっくりしました。幼稚園児を含めた小さい子どもたちの自然体験にうってつけのフィールドだと思いました。そして初めての自然体験活動の実施!
 「ふがりの泉」(水がおいしい!)からスタートし森の中に入っていきます。森の中は生き物の遊び場。クモやテントウムシやコガネムシなどが動まわっています。広い樹間にはチョウも舞っています。まずは森の神様(仏様?)のところ(ふがり神社跡)へいって挨拶をします。「森で遊ばせてもらいます。よろしくお願いします。」
 ふがりの森の森遊びのメインは食べ物を探して食べてみること。そこで今日のしょっぱつは野イチゴから。足元になっている野イチゴを食べてみます。みんなで一斉に「せーいの!」…「まずい!」、「味がしない!」。これはヘビイチゴ、食べられなくはありませんが、おいしくないありません。いい体験をしましたね。自然体験の大本は食べること!トライすることは大切です。でも、野の植物には毒のある危険なものもあります。試食は正しい指導者のもとに行いましょう!
 お昼も近くなっておなかがすいてきましたね。何か食べられるものを探したいですね。そこで、近くの谷川に入りました。冷たい水が気持ちいい。そこにクレソン(オランダガラシ、肉料理の付け合せに出てくるやつ)がいっぱい生えているのを見つけました。食べるだけいただきました。お味のほうは?もってきたローストビーフと一緒に食べてみたら…「おいしかった!」
 午後からは畑の用水で「シジミさがし」。こんな町の近くで「シジミなんているの?」。それが「いるのです!」地元の人は小川からシジミをとってきて朝のみそ汁の具にしていたそうです。そして今も生息している!素晴らしく豊かな自然が残っているのです。小川の底を手で探ってみると…「とてた~!」
 そこへ今回お世話になっている伊藤さん登場(ご近所です)。古墳群の歴史の話(大人向き)、<シービービー>(カラスノエンドウでさやの笛)の作り方(子ども向き、大人も童心に帰れる)を教えてもらいました。最後はお土産用のワラビとり。地元の人がとっている秘密の場所?で(地元の人のとりのこしを)とらせていだきました。これにはお母さん方が大喜び。楽しく今晩のおかずの材料をゲットすることができました。
 今日は、<とって、食べる>森遊びシリーズの初回ということで小さい子どもとそのお母さん、お父さんに「お試し体験」的に参加してもらいましたが、子どもはもちろん親さんにもいい印象が残ったと思います。この素敵なフィールドでまた一緒に遊びましょう!

「ふがりの泉」から森の中に入ります。
よく整備されてます。 
ここは鎮守の森の跡ふがり神社の跡で神様にご挨拶
 
 森の中は以前がいっぱい
さあ、何が見つかるかな
 鳥の卵の殻発見!
水色でとてもきれい
宝物だね
 近くの谷川(下のほうは護岸されている)生き物さがし
クレソンがとれました。
森の中のお弁当(水はふがりの泉) はまた格別です。  小川(畑の用水路)でシジミさがし
「とれた~!」
「ドジョウもとれたよ!」

 地元の伊藤さんから古墳の話を聞きます
歴史があります!
 伊藤さんから昔の子どもの野遊びを教えてもらいます。
<シービービー>
(カラスノエンドウで作った笛)
 ワラビもとれたよ
今晩のおかずにして食べましょう(あく抜きが必要です)!

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