揖斐大野・ふがりの森 親子で森遊び・森づくり
―フユイチゴでジャムづくり― 2012.12.23
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「ふがりの森」すばらしい森です。冬にも素敵な恵みをもたらしてくれます。フユイチゴです。
そこでフユイチゴ摘みですが、2週間前は雪でそして1週間前は雨で流れてしまいました。クリスマスの2日前、満を持してのフユイチゴ摘み。寒かったせいか3連休のせい参加者の集まりは悪く、やっと常連のYさん家族が参加してくれました。天候は寒さも和らぎ風は穏やか、フユイチゴもいっぱい実をつけ始め、絶好の野イチゴ摘み日和「冬に野イチゴ摘み」というのがみそですが、はたしてイチゴジャムはできるのでしょうか。
いつものように「森の神様」(山の神)に挨拶して、安全と収穫を祈ります。といっても、すでに道々フユイチゴを摘んできていますが。いたるところにフユイチゴが群生し、赤い実をつけていますが、何分小さな実ですからなかなか量が増えていきません。
まずは散策コースをぐるっとまわります。さすがに冬、あんなにいっぱいいたかトカゲ(カナヘビ)や虫たちもすっかり姿を消してしまいました。それでも空になった蛾のまゆや蜂の巣が虫たちの活動の跡を残しています。そして冬越しのカマキリの卵も。これらは子どもたちにとってはお宝ですね
昼食の後、あらためてフユイチゴ摘みに出かけました。ジャムができるだけの量を頑張って集めなくっちゃね。お目当てのフィールドに行きました。林床にはほとんど灌木がなく一面のフユイチゴ。まさに森遊びのためのフィールドです。
フユイチゴの実をいっぱい(といいたいところですが、実際には何とかジャムにできるだけの量)集めてきました。そしていよいよジャムづくり。摘んだ実を水洗いして砂糖を加え(少し入れすぎた?)、コッフェル(携帯できるキャンプ用の小さな鍋)で煮詰めます。つぶつぶを残し(煮詰めすぎると量がなくなってしまう?)レモンの皮を入れ(あまり固まらなかった)出来上がり!量が少ない、甘すぎる等問題まりますが、とにかく採れたてフユイチゴの「ふがりの森」産イチゴジャムが出来上がりました。
「キイチゴジャム」づくりとしてはなかなか難しいものがありましたが、自分たちの手で採って作って食べるという過程が大切。企画した私地震勉強になりましたが、参加された子どもたちと親さんが楽しい体験の中で何かを感じてくれたらうれしく思います。
わたしが感じたり思ったりしたこと。この森で活動しているタヌキやイノシシは美味しいフユイチゴをためていないのかなあ?アラスカのヒグマはコケモモが大好きといいますが、小さなコケモモの実をたらふく食べるのは大変なことだなあ。
これで今年度の<ふがりの森―とって、食べて、遊ぶ里山シリーズ―>はお仕舞。
山の神様、8か月間おいしい山の幸、ありがとうございました。