揖斐大野・ふがりの森 親子で森遊び・森づくり
―ふがりの森で冬ごもり― 2013.1.19~20
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<シジミ釣り>で始まった『揖斐大野・ふがりの森 親子で森遊び』―とって、食べて、遊ぶ里山シリーズも昨年末で<フユイチゴ摘み>で終了しましたが、森の本当の良さを知るにはこれだけでは物足りません。「森の中で一夜を過ごす」 これによって、森の自然体験は一気に深みを増すのです。
11月の<森のソロビバーク>(森の中で寝袋とマットとブルーシートだけで一人で一夜を過ごす)は天候にも恵まれず結局流れてしまいました(小さい子にはちょっと厳しかったかな?)。そして、シリーズを締めくくる「森のキャンプ」、寒い冬の到来もあってこれも流れか、と諦めかけていた時、エヌエスネットの自然体験の常連さんから申込みが入り、何とか実施のこぎつけることができました。
みなさん、忙しい中駆けつけてくれました。計画よりおくれて準備に入り、何とか暗くなる前にテントを張ることができました。テントサイトはというと樹間は広く、下草はしっかり刈払われていてとても気持ちのいい空間です。(地権者の伊藤さんありがとうございました。)暗くなってから1家族が遅れてはいり、全員集合。早速、夕食の準備に取り掛かります。料理はというと参加者のお母さんは用意してくれた「焼きそば鍋」。レトルトかフリーズドライの「山食」のキャンプしか経験していない私にとっては信じられない豪勢なものでした。幸せにおなかを膨らませてから予定プログラムの<ナイトウォーク>へ。キャンプになれているのか、1名を除いて夜の闇を怖がることもなく、森の中の散策路を歩いていきました。すでに小雨が降り始めていました。条件の悪さをものともせず、子どもたちは夜の森の闇を楽しみました。途中、試しに何箇所か動物のエサおおいてみました。(朝になって見に行きましたが、雨のせいか動物かやってきた気配はありませんでした。)
夜半まで雨は降り続きました。夜中にテントの外に出てみるとこずえの先には冬の星座が寒々と輝いていました。そして森の奥からは、サルの吠え声やシカの泣き声が聞こえてきました。思いがけない闖入者に警戒しているのでしょうか。「もののけ姫」を思い出してしまいました。
朝は「印象の日の出」で明けました。森の木立の向こうに真っ赤な朝日が昇っていく風景はとても感動的でした。雨に濡れたテントはそのままにして片づけに入りります。子どもたちはお手伝いもそこそこに森の中に遊びに行きます。そして見つけたのが大木から垂れ下がった立派なツル(藤ズル?)さっそく、ぶら下がって「ターザン遊び」 子どもたちは遊びを見つけるのが上手ですね。
名かなり時間をおして、最後のプログラム<ネイチャークラフト>。森の中に落ちている適当な木の枝を材料にもらってきます。地元の「里山くらぶ」の協力で公民館の一室をお借りしました。とってきた材料の木はコナラ、サクラ、アラカシ(これが堅いまさに樫)など。苦労しながらなんとか(最低限一家に1本の)<木の枝笛>完成しました。よく頑張りました。
森に戻ってテントを撤収しわった時には午後3時をまわっていました。(大幅な予定時間オーバー) でも、森には遊ぶ材料がいっぱいあって、とても時間が足らないということですね。
これですべて終わり、といいたいところですが……、実はまだあるのです。
雪がふったら……、『ふがりの森でネイチャースキー』そして『「野の古墳」を滑って遊ぼう』
あらためて、「ふがりの森」の神様、いっぱい遊ばせていただき、ありがとうございました。また、これからもよろしくお願いいたします。