ワクワクドキドキ縄文キャンプ
2012.11.6
上石津「緑の村」バンガロー村はすっかり秋が深まって、紅葉した葉っぱが降るように落ちていました。
縄文キャンプは夜が面白い(縄文時代も現代も自然の闇は一緒!)のですが、泊りの参加の申し込みがなく、日帰りのキャンプになってしまいました。それでも10月の「土器の成型」の時にはスタッフや関係者だけだったのが、新たに4家族8名が参加してくれました。
風は弱く、日差しはあったかい絶好の野焼き日和。
新たな参加者には事前に粘土を渡し、成型して乾燥したものを持参してもらいました。大橋さん(縄文クラブ)に来ていただき、野焼きの指導をしていただきました。「あぶり」(土器の周りで薪を燃やし時間をかけ徐々に温度をあげていく)そして最後の「攻め焼き」(覆い焼きで800〜1000℃まで上げて焼きあげる)までじっくり時間をかけ(5時間!)に手間をかけて焼き上げます。
今回は幼稚園児を含む小さい子どもたちが多く、「焚き火」にはすぐ飽きていしまいます。キャンプファイヤーの定番「マシュマロ焼き」を始めます。火勢が強いので(本来はおき火でやくもの)、すぐ焦がらかししてしまいます、それども満足。拾ってきた木の枝気マシュマロを刺し(まるで「花餅」)、焼きにかかります。お母さんたちはといえば、これも待ちきれず、アルミホイルにくるんだ芋を火の中に投げ入れます。(母子ともに食べ物には目がありませんね!)
キャンプ場の中で<フィールドサイン探し>に出かけます。フィールドサインその1:芝のはられたテントサイトにシカの糞がいっぱい!フィールドサインその2:脇のササにはシカの食べ痕が!自然豊か!シカが増えていますね。でも喜んでいいのか?
子どもたちが遊びまくっている間も、着実に土器焼きが進んでています。お昼を食べた後は<、ドングリクッキー>焼きです。ホットケーキミックスの生地(普通の小麦粉のほうがよかったかな?)用意した煎った(土器で煎ります!)シイの実をトッピングします。子どもたちもお手伝いしますが、トッピングする前に食べてしまう!シイの実は好評なようです。ただし混入したドングリ(カシの実)は渋〜い!
子どもが食べて遊んでいるうちに土器が焼き上がりりました(講師の大橋さんにはずっと火の管理をやっていただきました。ありがとうございました。
炭と灰の中から出てきた土器の出来は?2、3割れたものと欠けたものもありましたが、見事に焼きあがっていました。
縄文人にとって作ることも遊ぶこともすべて「生きること」だったのでしょう。今回のキャンプで縄文人から受け継いだDNAを少しは呼び起こすことができたのでしょうか。来年もやります!