揖斐大野・ふがりの森 親子で森遊び
―キイチゴを摘んでジャムづくり― 2013.6.23
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から梅雨気味の今年の6月でしたが、ようやく梅雨空が戻ってきました。その中で今日は青空が広がってラッキー!
今回はほとんどが初参加で未就学の小さい子どもが多い。「ふがりの泉」(水がおいしい!)からスタートし森の中に入っていくと、いつものことですが、森の中は生き物のがいっぱいで楽しい。どこにでもいる生きものですが、カナヘビ(トカゲ)は子どもたちに人気があります。追っかけまわしますが、すばしこくてなかなかつかまらない。そこで小学生の出番。捕まえてみんなに見せてあげます。
子どもたちは忘れているような感じですが……、今日のテーマは<キイチゴジャムづくり> スタート前に予防線を張っておきました。「自然は思い通りにはいかない!」、「キイチゴがあるところにはあるが、年によって思うように採れないこともある」、キイチゴを採る前に「まず見つけなくはならない」、「ジャムをつくるにはそれなりの量を集めなくてはならない」等。森の中をひとまわりしてきましたはキイチゴも実は皆無。わずか森の出口にヘビイチゴ(役に立たない?)が見かけられた程度。ピンチです!
こんな時に備えての下見と仕込みです。そしてこんな時にいつも助けてくれるのが地元の伊藤さん(わたしの高校時代の同級生)です。下見の時に情報を入れてくれました。子どものときにはキイチゴなんかとったことがないといいながら、日ごろ目を配ってってくれて、キイチゴがなっているポイント(おまけに桑の実情報も)を教えてくれました。
午後からは車で移動してキイチゴ探しのフィールドへ。かつて養鶏場あった場所は林に戻りつつあり、荒れた感じがキイチゴにあった環境のようです。まず、実をつけた桑の木が出迎えてくれます。赤い実がきれいですが、これは未成熟なので濃い赤紫の実を摘みます。高いところ実は抱っこしてもらったり、枝をたわめてもらって摘みます。そして、ついにキイチゴ発見!小さな赤い実がおいしそうです。摘み取って口の中に入れると「おいしい!」 だたしこのキイチゴ(ニガイチゴ)にはとげがあり、密生していると手ごわい。でも根性のある大人は(子供も)やぶの中に入っていた実を摘みます。この困難さがワイルドたる所以(ゆえん)です。
最後は摘み取ったキイチゴと桑の実ジャムにしておいしくいいただきました。こうして、探して、採って、調理して、食べる<キイチゴジャムづくり>は楽しく終えることができました。
やっぱり<ふがりの森>はほんとにすばらしいフィールドですね。