揖斐大野・ふがりの森 親子で森遊び
―シジミ釣りに挑戦― 2013.7.7
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水遊びの季節になりました。今回のテーマは「シジミ釣りの挑戦!」(シジミが釣れる?!)
まずは森の自然観察から。毎月、森の自然体験を計画していますが、1ヶ月もたつと森の風景が一変します。森の緑はすっかり濃くなって生きものの気配も濃くなっています。それでもやぶ蚊やブヨなどの虫があまり気にならないのは森の空気がよどんでないからでしょうか。地元の方が散策路の周辺を整備されているおかげでもあります。そして何よりもこの森が「神の森」であることが大きいのでしょう。ちょうどこの日は「山の講」の日で地元の方が山の神にお参りに来て見えました。私たちも森の神様に挨拶して森の中に入っていきました。
お目当てのクワガタムシは残念ながら見つけられませんでした(散歩のおばさんから1匹もらいましたが)が、キノコや珍しい昆虫に出会い楽しい体験をさせてもらいました。帰りは谷川につながる小川の中を歩いて戻ってきました。谷水は冷たくて気持ちがいい!
午後からは本日のメインベント「シジミ採り」です。森から流れ出ている畑の横の小川がフィールドです。幼稚園の小さい子どもでも簡単にシジミが採れる。それだけではつまらないので大人は「シジミ釣り」(小さい子には無理です)に挑戦です。やり方は簡単。泥の中に潜っている「シジミの目」(シジミの取水管と排水管の穴)にエノコログサ等の草の柄を差し込んでふたを閉じさせる。それを引き抜くと泥の中からシジミが釣り上がってくる!これは驚きと感動!(まさにsense
of wonder)大の大人がはまってしまう。釣れぬままでは終われない! 「子知らず」状態に置かれた子どもたちはといえば、簡単にシジミが採れて飽きてしまうかといえば、そうでもなく以外な大物ををゲットして大喜び。これは想定外でした。帰ってきてから調べたら、イシガイとドブガイでした。
しめはシジミ汁。今回は予定外のドブガイ入り。薬味には現地調達(小川の土手に生えていた))セリ。子どもたちもおいしいおいしいといって食べてくれました。
途中、カワウソ!も出てきたとか(たぶんイタチでしょう)。 今回は森につながる小川がメインのフィールドでしたが、やっぱり<ふがりの森>は自然が豊かですね。自然により近い子どもたちは身をもって自然の楽しさ、面白さを感じたことでしょう。そしてお母さん、お父さんたちも少年の心でおもいきり楽しんでくれていたようです。
大野町の自然と地元の人に感謝!(伊藤さんいつもありがとうございます。)