金華山・長良川の生き物と遊ぼう
              ―手づくり竿で魚釣り―   2013.6.16


 
  梅雨(今年の前半は空梅雨?)の晴れ間。文字通りの「五月晴れ」(本来の意味、旧暦5月の晴天)になりました。「天気がいい」のはありがたいのですが、最近降った雨も足しにはならず長良川は渇水して流れも弱く水中の石は水垢がいっぱいついてしまっていました。近くの竹やぶ(「風と土の会」が整備されています)で枯れた竹の枝をいただいて、釣竿の材料にしました。これに市販の釣り糸と釣り針を結び最後に錘をつけて手づくり竿の完成。「手づくり竿づくり」は子どもには難しいので、お父さんとお母さん出番です。そして釣りエサ探し。川の中に入って石をひっくり返し巣のな中にいる川虫(ヒゲナガカワトビケラの幼虫)を捕まえまます。芋虫状の黒い虫を怖がる子供もいましたが、みんな面白がってとっていました。
 昼食(ロケーションがいいので、ここでお弁当を食べるだけでの楽しい!)の後、いよいよ手づくり竿による魚釣り。魚たちは、深みに退避してしまったのかほとんど影が見えません。……そのうちに「釣れた!」、「釣れた~!」の声。釣りあげたのはほとんど大人(スタッフ、お父さん、お母さん)。子どもたちは悔しい。でも自分の親が釣りあげたのはやっぱり誇らしい。笑顔があふれます。結局、子どもで魚を釣ることができたのは小1の少年ただ一人(えらい!)
 今回は渇水で釣り(手づくり竿での)の条件はかなり悪いものでした。それでもそこそこ大きな魚(ヨシノボリではなくヌマチチブ)が結構つれました。「自然は思うようにならない」 それを楽しく学べるのが<自然体験活動>です。今回も親子そろって印象に残る川の自然体験ができたと思います。
 こんな素晴らしい自然のフィールドが身近にある岐阜市民はつくづく幸せだと思います。みんなでまた遊びましょう!

釣りエサ現地調達
川の中の石をひっくり返して クロカワムシを捕まえます
(お母さんが)釣った!
釣った魚は正面から見るとなかなかかわいい? 
(お父さんが)釣った!
僕もうれしい! 
(クロカワムシをこわがっていましたが) 
魚は面白~い!
(自力で釣りあげ) 
やった~!


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