金華山・長良川の生き物と遊ぼう
―Eボート川下り― 2014.7.19
梅雨明け間近ですが、まだ天候が不安定で雷が心配です。川の水位は上っておらず、川底も適度な増水で「コケ」があらわれてきれいになっています。スタート時点はいいコンディションです。
藍川橋の橋の下から漕ぎ出して、対岸の山田川の合流点にわたります。合流点は深いプールになっていますが、ライフジャケットを着ければ泳げない子供も安全に遊べます。プールからの流れ出しは天然のウォータースライダーになっていて楽しい(ただし大人は気を付けないとお尻を打ちます)。ここはいろいろな魚もとれます。ダム作りで遊んでいた子どもが砂の中からシジミの様な小さな貝を見つけました。大発見!?さっそく今回初参加の元岐阜市自然環境課のIさんにきいてみます。答えは問題になっている外来種のチョウセンシジミ。勉強になりました。
千鳥橋をこえて古津のわんどへ。ここは上流で河川工事の影響もあってかなり地形が変わりました。岩場から飛び込んでいた場所は土砂で埋まり浅くなってしまいました。奥のたまりは小さくなり遊べる範囲が狭くなりました。それでも「わんど」は生きものの繁殖や生息にとって重要な場所。もりろん、子どもたちの川遊びにとっても貴重な場所です。ただし、捕まえることはできなかったのですが、ブルーギルらしい魚が群れ泳いでいるのは気になりました。それでもたも網でナマズが獲れたのはヒットでした。
後半は、恒例のEボートからのの飛び込み。初参加の子どもも喜んで飛び込んでいました。時々雷鳴が聞こえ、暗い雲が近づいてくる心配な天気でしたが、何とか夕立に会うこともなく早めに長良橋かみのわんどの上陸することが出来ました。そして、そこで待っていたのは長良川ミュージアム主催の川の体験講座。岐阜大学の先生の指導で投網の体験に子どもたちが参加させていただきました。体力がない子どもには少し難しかったようですが、貴重な体験をさせていただきました。網にかかった魚は水槽に分類して先生から説明していただきました。ヨシノボリ類、オイカワ、ウグイ、ニゴイ、カワヒガイ。長良川の魚の多様性が実感できました。
今回も川のコンディションは上々、天気は崩れず、人との出会いにも恵まれ、とてもの楽しい中身の濃い1日になりました。Eボートを貸していただいた笠松中央公民館、川の体験講座に参加させていただいた鵜飼ミュージアムと岐大の先生には大変お世話になりましたこれからもよろしくお願いします。