金華山・長良川の生き物と遊ぼう
―Eボートで川を下って魚と遊ぼう― 2014.9.20
雨の予報もありましたが、その心配もない曇り空。ただし、今日は運動会を実施する小学校が多いようで参加者はわずか3名。のんびり川下りを楽しみましょう。川の状態はというと、意外と渇水状態で気持ち悪いほど藻が繁茂しています。流れも弱い。どうも具合が悪いようです。瀬張り網漁の季節ですが、落ちアユはどうなっているのでしょうか。
長良橋の下からEボートを漕ぎ出します。金華橋を過ぎ忠節橋へ。ここで魚とりと昼食。ここも藻がすごくいつもはたくさん見かけるヨシノボリの姿が見えません。川虫もほとんど見つかりません。でもそこはガイド(兼陸上サポート)の石さん。持参した釣竿を橋脚の下の深みに糸を垂らしみごと魚を釣りあげました。そこで参加者の子どもも魚釣りに挑戦。形のいいカワムツとヌマチチブが釣れました。貴重な川虫を使い果たした後のエサはお弁当のご飯つぶ!準備の大切さと挑戦することの大切さ。改めて勉強になりました。
後半、ガイド(船頭)交代して川下りを続けます。流れが弱い分、漕がないと進みませんが、船からの飛び込みでは流されることが少ないので比較的安全に遊べます。川の深いところに来ると子どもたちは喜んで船から飛び込んでいきます。
最後の川遊びのポイントは両満川の合流点。ここも子どもたちが歩くのを嫌がるほど藻が繁茂していましたが、貴重なスナヤツメやドブガイ、マシジミといった淡水二枚貝がとれました。あらためて長良川の多様な生物相が実感できました。
最後は小紅(おべに)の渡しのゴールを目指して漕ぐだけ。でも子どもたち船からの飛び込みに夢中。川の流れはほとんどなくボートは進まない。ひとりで漕いでゴールへたどり着きました。
今回は釣り師(落ちアユをねらうガリ)の姿がほとんどなく気持ちよく川下りができましたが、それはアユなどの魚が少ないということで決していいことではないですね。それでも、十分楽しめるのが長良川。川の水のきれいさを体感的にはかるのに①足をつけても大丈夫、②手を付けても大丈夫、③顔をつけても大丈夫、というのがあります。岐阜市内の長良川の水はもちろん③、いつまでも大切にしたいものです。