最近の夏は毎年のように不順な天候が続いていますが、今年の野麦も雨の日が多く、下の高山市街では集中豪雨によりこれまでにない大きな河川災害が起きました。(そしてキャンプ期間中に広島で未曽有の地滑り災害が起きてしまいました。)幸い野麦のほうは集中豪雨の影響は少なく、天気予報のほうはまずまずで楽しいキャンプが期待されます。今回の参加者は全員岡崎市の小学6年生、すべてスポーツクラブに入っていてみんなとても元気です。
 拠点となる野麦オートビレッジに着くと、早速の川遊び。文字通りの源流の川で水量は普段より増えていましたが、深いところでひざ下程度。それでも両側から藪が迫りそれをかき分けながら進みます。水の中を歩いてさかのぼりますが、野麦キャンプの初参加者(約半分)は水の冷たさに驚いていました。こんな小さな川にも魚がいる。信じられられないという顔をしている子もいましたが、実際にタモ網でイワナの幼魚をとらえて見せました。子どもたちもイワナとりに挑戦しましたが、残念ながら成果はゼロ。イワナとりには技がいります。
 2日目午前は恒例の「鉄塔の森」の自然観察。天気のほうは思わしくなく、カッパを準備して出かけました。天候の加減かあまり新しい発見はありませんでしたが、帰りに思いがけない出会いがありました。途中から予想通り雨が降ってきてキャンプ場の管理人の渉さん車で向かに来てもらいましたが、第二弾の出発の時野麦集落のはずれでわなにかかって射殺されたクマに出会いました。野麦峠のほうで親子づれの出ているという話を聞いていましたが、その熊でしょうか。人間にとっては危険なクマかもしれませんが、何も罪のない熊がそれで殺されてしまうというのはやはりかわいそうなことです。
 午後からは天気が天気が良くなりそうなので上(かみ)の川に遊びに行きました。ここでも子どもたちは魚をとることはできませんでした(指導者の手でイワナとサンショウオをゲット)が、飛び込める深みがあって子どもたちは喜んで子どもたちは飛び込みを繰り返していました。ただし、水温12℃、すぐに震えが来てしまい、それで川遊びは終了。川の水は冷たい。でも飛べこみは楽しい!
 3日目はメインの乗鞍登山の予定。しかし、登山口の「無印キャンプ場」から断りの連絡があり断念。理由は、最近クマ出没があり、道迷いのトラブルもでていて登山者の事故には責任が取れないとのこと。事前に情報を仕入れ、厳しいのを承知の上で、人がほとんど入っていないコースに挑戦つもりだったのだけに残念!ただ、参加者の側にも装備の不備(雨具は大事のものです。必ず、上下セパレートの破れにくいものを用意いてください)もあり、<奥千町湿原日帰り登山>に切り替えていました。今後登山計画の変更の検討は避けられません。
 登山の代わりが<野麦峠ハイキング> まだクマの心配が残っていましたが、動物の先生梶さんの心強い帯同もあってクマよけの鈴をつけて登ることになりました。結果は参加者の「足がそろって」今までにない速いタイムで峠の頂上(展望台)まで登りきりました。途中動物の気配は少なく、クマのフィールドサインもほとんどありませんでしたが、1つだけ見かけない新しい糞がありました。そこで梶さんの鑑定。「これは小グマの糞」 やはり、クマはこのあたりで活動しています。でも音を鳴らしながら「みんなで歩けば怖くない」 クマからいわせれば怖いのは人間のほうなのでしょう。
 3つ目の川遊びは<温泉川遊び> ここは8月初旬の前回、「のり」が川底をおおい、川遊びの楽しみを邪魔していましたが、大雨による出水で川底が洗われ飛び込みポイントのふちが復活していました。飛び込み大好きな子供たちは(泳げないという子どもも含め)大はしゃぎで飛び込みを楽しんでいました。温泉(湯船だけの天然露天風呂!)のほうは清掃が行われた後で湯量が不十分で、湯温のほうも体温を超える程度したが、冷たい水の後なので子ども体は喜んでつかっていました。
 念願の乗鞍登山を果たすことはできませんでしたが、十分に川遊びを楽しむことができ、最後の夜のキャンプファイヤーを迎えました。拠点がキャンプ場に変わり、ファイヤーサイトも本格的なものになりました。参加者の子どもたちが積極的に準備取り組んでいたので今回初めて一人一人に自分のトーチをつくらせました。本番での出し物は<動物ゼスチャー>、<動物版私は誰でしょう>、スタッフの<サギ(ツルでなく)の仇(恩でなく)返し>と動物でそろったところがよかった。
 今回は虫嫌い(虫刺されは記録的に少なかった)とキノコ嫌い(食べるのも見るのも嫌い)の子どもな何人かいました。昆虫もキノコも自然の不思議さ、面白さを代表する生物です。そのあたりの生物嫌いをなくすには幼児期の自然体験が大切なのかもしれません。未就学期にしっかり土台をつくり、10歳前後に冒険的、挑戦的な自然体験の場を提供する。時代が変化していく中、「本物の自然体験」を理念に掲げるエヌエスネットのして瀬全体験の仕組み、仕掛けをあらたに作りなおしていかねばならないと認識させられたこの夏のキャンプでした。

8/18   
自己紹介カード
キャンプネーム、好きなもの、嫌いなもの、キャンプンの目標を書く
源流川遊び
初参加の子どもは水の冷たさにびっくり 
ブッシュをかき分けて沢(小川のような谷川)を遡るのはちょっとした「冒険  キャンプ場には芝生広場が広がり、鬼ごっこやボール遊びには絶好  定番の梶さん(梶浦敬一先生) の動物の話
カモシカの話が印象的
8/19   
<鉄塔の森自然観察> 
キャンプ場から雨具をつけ歩いていく
リスの食痕<エビフライ
生の松ぼっくりをかじっている 
いつもは<缶けり>の遊び場になる神社は今日は拝殿で雨宿り  わなにかかり射殺されたクマ
こんな
クマが近くを動きまわっていたことにびっくり 
 
 
川遊び
水が冷たくまだ誰も泳いではいない 
川遊び
河原を掘ってバイパスの運河をつくる 
男の子は「土木工事」が好き
ナイトウォーク
夜の闇が迫る中、野麦峠を目指して6kmの道を歩き出す 
無事峠に到着
「飛騨が見える」ポーズで集合写真 
 
8/20    
野麦峠ハイキング
かつてこの道を飛騨の工女さんが雪の中を歩いた
 野麦峠ハイキング2 野麦峠ハイキング3
参加者全員スポーツをやっているのでスポーツをやっているので足が強い
真新しい動物の糞が 
「これは子
グマの糞」(梶さん)
お地蔵さんが祭られている祠の前で 
「飛騨が見える〜」 
 
野麦峠頂上(展望台)
雲の上までは来れなかったけど気持ちのいい景色
野麦集落の公園
今はここで遊ぶ子どもが村には一人もいない 
<絵手紙> 
うちのお父さん、お母さんに手つきの元気な便り
<どうぶつようぎ>の駒づくり
キャンプ場内で適当な枝を見つけてきて輪切りにする 
ヘッドランプにクワガタ♀が寄ってきた?
この夏キャンプ場では初ゲット 
8/21      
温泉川遊び
湯は少ないながら、湯はぬるいながらお天然温泉は楽しい
温泉川遊び
みんな飛び込みが大好き
温泉川遊び3
岩からとコムと完全に水没する
そこが楽しい 
キャンプファイヤーのトーチ作り
各自自分のトーチを作る
<とうぶつしょうぎ>作り
各自自分の好きなキャラクターで駒を作る 
 
<どうぶつしょうぎ>
自分が作った駒で勝負! 
キャンプファイヤー1
やぐらの薪が湿っていて火が消えそう 
キャンプファイヤー2
<動物ゼスチャー>これは何という昆虫? 
キャンプファイヤー3
渉さん(キャンプ場管理人)が灯油を投入して加勢 
お楽しみ<マシュマロ焼き>
火力が強すぎてうまく焼けない 
   
朝の散歩
傷つけると色が変わるキノコ(イグチ) 
キャンプファイヤーの跡
やぐらだけしっかり燃え残っていた 
振り返り・分かち合い   4日化の振り返り
野麦キャンプベスト3、ワースト3
 最後の言葉
(最初に立てた目標は達成されましたか)

2014 夏 の 野 麦 子 ど も 自 然 体 験 村  
                                           2014.8.18-.22