2月2日の企画が雨で中止になり、計画していた揖斐川町坂内の諸家(もろか)で改めてネイチャースキーを実施しました。定員いっぱいの参加者があり、にぎやかななネイチャスキーの1日になりました。寒気の流れ込みと言われながら、岐阜県内の雪のフィールドは積雪が少なめで心配されましたが、諸家には十分雪が残っていました。ただし、雪の硬いところもあり、ネイチャースキー初参体験や2回目の参加の人が多く、少し心配されました。しかし、当日は快晴で風もなく絶好のネイチャースキー日和になりました。
 林道入り口の雪の広場で準備運動をやり、歩くスキーの練習。そして、小さな起伏を見つけて登って滑ります。フィールドにはキツネやタヌキの新しい足跡が残され目を楽しませてくれます。ちょっとした雪の斜面を登って滑るだけですが、それが楽しい。滑って転ぶ。これも楽しい。でも少し悔しい。うまく滑れた。より楽しい。ちょっとできる人は林の斜面を登って滑るチャレンジ。こうして、午前の活動は終了。お昼の時間になりました。まだ山の中に入っていないので近くに作業場や小屋があるロケーションですが、やっぱり、雪の上でのお弁当は楽しい。
 午後からはネイチャースキーの本番。雪の林道を上っていきます。人の気配のない(といっても私が前日下見をしたトレースがありますが)雪山の自然。動物の足跡が点々としていてネイチャースキーの楽しみが味わえます。とはいえ、整備されていない道路でガードレールもなく谷に落ちそうなところもあるので、危険箇所をチェックしながら上っていきます。大した距離ではありませんが、小さな体力のない子どもには結構きつい。頑張って広場のあるところまで上ってきました。本日の登りはここまで。お菓子と飲み物(地元産の黒豆ココアとショウガ湯!)で休憩しました。帰りは来た道をもどりります。自信のある人は雪の原を横切りショートカット。まっさら雪のキャンバスに自分のシュプールをつけるのは気持ちいい。でもその分むずかしい。道を外れた私(良さん)に子どもたちがついてきました。ところが最後に待っていたのはは雪の壁!選択肢は@そのまま突っ込む(→危ないので止めてください) Aななめ滑り降りる(比較的安全ですが、技術がいる) B板を横にして階段下り(安全なやり方ですが、慣れていないとうまくいかない) C板を外して一歩一歩下りる。子どもたちは自分の判断でそれぞれのやり方で降りてきました。私が一番感心したのはCを選んだ子。他人の行動に惑わされず、自分の技量を考えて安全で納得できる方法を選ぶ。これが「自己責任」であり、アウトドアの基本です。こうした基本姿勢を身に着けるのが自然体験活動の一つ目的であり、それが自然に身に着くのがネイチャースキーの素晴らしいところです。最後は車のあるスタート地点にゴール。予定時間を大幅に過ぎていました。
 楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいますね。最高に楽しいネイチャスキーの一日でした。もう一回日帰りネイチャスキーを予定しています。どうか雪が残っていますように!

登り口の広場で準備運動
しっかりストレッチします 
ネイチャースキーの基本動作
歩いて、登って、滑るを練習します 
慣れてきたら適当な斜面を見つけて滑ります  雪の林道を進みます
動物の足跡がたくさんあって楽しい 
山も野の原も綿帽子かぶり♪の中を歩くスキー(クロスカントリースキー)で上っていきます 
林道の広場で休憩
雪の上に倒れ込んで人形をつくります
滑って下りるのは楽しい!
でも谷に落ちないように注意!
日を外れて滑るのはむずかしいけど楽しい 「歩くスキー」でも滑ると速い
あっというまに下ってしまいます
ゴール間近
ネイチャスキーが初めての子も見違えるほど上達しています

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親と子のネイチャースキーin根尾諸家

2014.2.11