先週末の記録的大雪で甲信地方は大変な雪害になりました(私は遊びで行っていた志賀高原で2日間閉じ込められました。)被害にあわれた地域の方々、お見舞い申し上げます。最近の異常気象で降雪のほうもこちらの思うようにいかず、岐阜市に近い奥揖斐や根尾の奥は雪が少なくネイチャースキーの実施には苦労させられています。結局予定していた能郷谷には十分な雪はなく、根尾東谷の日陰斜面で遊ぶことにしました。
 ネイチャースキーで遊びまくるほどの雪はなく、午前中は雪のフィールドの<フィールドサイン探し>のプログラムに切り替えました。NEOキャンピングパークでレンタルのクロスカントリースキーをお借りして、神社へ渡る橋まで車で移動します。(雪な十分なら、その橋まで河原をクロスカントリースキーの板をはいて往復するのが本来のかたちなのです。)残雪の時期は動物の足跡が残りやすく、糞も白い雪の上に転がっているので見つけやすく、フィールドサイン観察には絶好の時期なのです。神社の森の中にはいってフィールドサイン(動物の足跡、食べ痕、糞などの痕跡)を探します。最初のお目当てはムササビの糞。正露丸のような形でわかりやすい。「あったよー」の声。そこらじゅうで子どもたちがムササビの糞を発見。ムササビが住み着いていることを確認しました。(今度はムササビが滑空するのを見たいですね。)雪は解けて固っているので、足跡ははっきりしませんが、ウサギの糞、タヌキの糞?ウサギの食痕などが見つかりました。神社の森(鎮守の森)は動物たちにとっても貴重な活動場所なのですね。
 午後からはお待ちかねのネイチャースキー。でも滑る雪がない?なければあるところまで行けばいいのです。雪がまだらに融け残る斜面の林道を登っていきます。道の上を歩いていくのがまどろっこしい人は斜面を直登します。板は十分な積雪のになるまでは担いでいかなければなりません。でも、クロスカントリーの板の重さはゲレンデ用の板の数分の一の軽さ。重さは気になりません。上のほうまで上がってやっとまともの雪の上に立ちます。
 いよいよスキー滑降です。林道のある斜面の限られた雪の斜面で「登っては滑る」を繰り返します。もちろん登りもスキー板は付けたまま(板の裏にうろこ状の滑り止めがついていてずり下がらない!)。融け残った雪で結構堅い。ネイチャースキーが初めての参加者はかなり苦労してましたが、最後まで音を上げませんでした。逆にネイチャスキー2回目の中学生女子は見事にクロスカントリーの板を乗りこなしていました。子どもは上達が早い!
 今回も時間がたつのが早く、予定の時間を大幅に遅れてしまいました。送迎のお父さんお母さん申し訳ありませんでした。雪解けが進んだこの時期のネイチャスキーは技術的体力的に厳しいところもありますが、残雪の山の春めいた雰囲気は真冬のには感じられない心地がいいものがあります。野生動物たちも春の気配を感じてきっと喜んでいることでしょう。根尾東谷で今シーズンはじめてサルの姿を見ました。参加者全員がサルにであうことが出できました。ネイチャースキーの楽しみを一つ味合うことが出来ました。
 今シーズン日帰りネイチャースキーはこれでおしまい。でも、春休みに『春の野麦子ども自然体験村』が待ってます(野麦でのネイチャースキーはこれが最後!?)ネイチャースキーはまだ続きます。

神社の森でフィールドサイン探し  ムササビの糞見つけたよ  杉の木のにムササビの巣と思われる立派な穴を見つけました  雪の上にいくつか動物の明日とが残されていました(雪が融けて少し不明瞭)  シカのツノ研ぎ跡
なわばりを主張している? 
河原にはサルの足跡がいっぱい見られます  雪の斜面をクロスカントリーのスキー板を担いで登っていきます
元気がいい! 
イノシシ用の檻罠
この地域にもい野の猪の害が及んでいるのですね 
スキー板を担い帰ってきました
お疲れさまでした 
サルが山林から道路に出てきました
サルにとってもいい季節到来 ?

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親と子のネイチャースキーin根尾東谷

2014.2.23