とって、食べて、遊ぶ里山シリーズ(雛倉編)

ザリガニを釣ってエビチリに!  2015.9.5

 

 <とって、食べて、遊ぶ里山シリーズ>は大野町の<ふがりの森>がベースですが、今回は岐阜市の西北端上雛倉にやってきました。そばの種まきのお手伝いをした際に、地元の箕浦さんから今年はビオトープのハスをザリガニが食い荒らしているので子どもを連れて釣りに来てほしいとの話をいただきました。谷水が流れ込んでいるきれいなため池、そこでふえている「要注意外来生物」ザリガニ。「とって、食べて、遊ぶ」には申し分のない条件なので、渡りに船とばかりにビオトープにお邪魔させていただきました。
 ビオトープのため池に到着して早速ザリガニ釣りにかかります。仕掛けはヒメダケの竿と凧糸とエサのするめ。ザリガニの姿は見えず、みんな隠れてしまっているようですが、うまくゆくのでしょうか。最初はなかなか釣れなくて心配しましたが、すこしづつ釣れはじめ、何とか食べる分は収獲できました。
 そして、いよいよザリガニ料理、私(良さん)推奨の“ザリガニチリ” まずザリガニをゆで上げる。赤いザリガニがさらに真っ赤になります。頭をちぎってむき身にしてしまうと立派なザリガニも情けないほど小さくなってしまうのが残念ですが、似た目は小エビと変わりありません。これをケチャップで中華風に味付けすると最初はザリガニなんて「食べたくなーい」と言っていた子どもも…、「おいしーい!」 よかったよかった。
 箕浦さんに近くの牛舎の見学をさせていただいた後、ビオトープのハスの実を食べさせていただきました。食べてみると豆のような味がして意外といける。乾燥したものはカチカチに硬くなりますが、ピーナツのような味がするのが面白い。
 午後は田んぼの小川で<ガサガサ> 小学校の低学年の子どもでいろいろな珍しい魚が簡単にとれて楽しい。あっという間に時間が過ぎてタイムアップで終了。
 上雛倉のビオトープは昨年亡くなられた箕浦さんのご主人が中心となって子どもたちの遊び場、学びの場として整備された思いのこもった貴重なフィールドです。子どもたちと遊びながら、今は亡き箕浦さんの絵顔を何度も思い浮かべました。箕浦さんの遺志を大切にしながら、上雛倉で子どもたちの生きた自然体験をつづけていきたいをおもいます。 上雛倉の里山の恵みひとり多くの子どもたちの味あわせてあげたいものです。

するめで見事ザリガニを釣りあげました  大物ゲット
これは食べでがある(でもないね) 
小さい子もがんばって釣りあげました  釣ったザリガニは“エビチリ” に! 味のほうは?
「おいしい!」 
ハスの実(食べられます)を取りに果敢に泥の蓮田に入った姉妹  ハスの葉は「トトロキャップ」に!  田んぼの横の用水路でガサガサ  道路下は用水路は深がい 
大物が狙える?
いろいろな種類の魚、そしてエビと貝がいっぱいとれた! 

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