揖斐大野・ふがりの森 親子で森遊び

       ―冬の森で寒タケとり  2015.12.13

 

  この冬はエルニーニョう現象の影響で暖かい。でも、冬の森遊びににとって好適と言えます。毎年さびしくなってしまう冬の「ふがりの森」ですが、今回取材希望の森林づくりサポートセンターのSさんの呼びかけもあって本巣市の家族が参加してくださいました。朝方パラついていた雨も上がり、穏やかな冬の一日となりました。
 早速、森の中に入っていきます。冬の森は静かです。ヘビ(特にマムシ)にかまれる心配はなく、スズメバチの活動も収まっています。虫たちの活動はほとんどなく、かえってさみしいほどです。それでも下草は枯れ、森の中に気持ちのいい空間か広がります。そんな中に食べられるキノコなどあるのでしょうか。
 最初に立ち枯れの木にでていたヒラタケを見つけました。まずは寒タケゲット。いつもお世話になっているIさんに森に入る挨拶の電話を入れると、知り合いの人が採ったという巨大なヒラタケ(天然マイタケなみ!)届けてくれました。これでやる気が出た、言いたいところですが、この季節にこんなでかいキノコが採れるなんてにわかに信じがたい。
 森の中にはいろいろな発見があります。まだ残っているドングリ。クワガタやセミの残骸。シカやイノシイの糞、林の下に広がるフユイチゴの赤い実。だけどお目当ての食べられるキノコは全然見つかりません。みんなで寒タケを探し回って森の中を移動していると、鎌つきの竿を持ったおじさんに出会いました。それで木の高いところにあるキノコと切り落としている。聞くとガマカツ(釣り具メーカー)の竿を使った特性だとか。そうか、そんな高いところにもキノコが生えてくるんだ。勉強になりました。結局、最後までまともなヒラタケは採れず。それでも小さなナメコとさらに小さなヒラタケ(年少の子が見つけた!)が採れました。
 とれたキノコの試食。いただいた巨大ヒラタケ(の一部)はコーンスープでいただきました。子どもたちの反応は?キノコを敬遠して食べたことのない子が…、食べた!もちろん、自分たちで採ったキノコ(ヒラタケ、ナメコ)は喜んで食べました。素晴らしいキノコ食のファーストコンタクトだと思います。
 今回、小さなお子さんの家族の参加をえて、あたためて森の自然体験の可能性の大きさを実感しました。「ふがりの森」のすばらしいも再確認できました。いつものことながら森の神(山の神)様に感謝です。今回も貴重な自然体験をさせていただきました。ありがとうございました。

ヒラタケ見つけた!   超大物ゲット!
といっても地元の方からいただいたもの
森の中はいろいろな発見があって楽しい  何か見つけた!?
小さい子は小さいものを見つけるのが上手 
冬の森は明るく開けていて気持ちがいい 
お目当てのキノコのほうはなかなか見つからない  小っちゃいキノコ見つけた!
ヒラタケの幼菌 
キノコらしいキノコ見つけた
でも少し古い 
自分たちで採ったキノコはみそ汁で  頂いたヒラタケはスープで
味のほうは?
いける!
 


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