金華山・長良川の生き物と遊ぼう
―金華山の野生リスと遊ぼう― 2015.12.12
5月にエヌエスネットの事務所を月丘町から自宅の西野町に移転してから、岩戸(金華山の麓)から遠ざかってしまいました。岩戸公園の駐車場に車を置いて事務所に向かう林の中でタイワンリス(クリハラリス)を見かけることがありましたが、最近はお目にかかっていません。はたして今年はリスに出会うことができるのでしょうか。
まずはクルミの実探しから。川の流れの加減なのでしょうか、金華山付近の長良川の河畔にはクルミの木はあまり生えていません。それでもクルミの実を求めて川岸のけもの道に入っていきます。今回はわずか姉弟2名の参加(と見学参加の1名)で弟のほうは小学1年生ですが、なかなか根性があって、河畔の藪の中もがんばってついてきます。前日までの雨で長良川の水かさはまし、クルミの木が生えているのアプローチは大変でしたが、何とかたどりり付きました。お目当てのクルミの実は少ないながら拾うことができました。そのクルミをも持ってリス観察のポイントへ向かいます。
昨年までリス観察をしていたその場所は三重塔の修復工事の関係で通行止めになり、ハイキング客が入らなくなってリスが現れやすくなったかというとそうでもなく、事前に置いておいた椅子のエサは手が付けられておらず、リスの気配は感じられませんでした。それでも現場まで行って、持ってきたクルミの実を割って、リスが来そうな場所にセットしました。弁当を食べてからその場所へいってみましたが、予想通りりすはあらわれなかったようです。残念!)
今回は穏やかな小春日和の一日でしたが、リスに出会えそうな感じはなく、ヒマワリの種でヤマガラを呼び寄せて遊ぶことぐらいしか金華山の生き物とのふれいはありませんでした。それでも七曲り登山口に向かう途中にタヌキに出会りました。姉弟2名のみの参加でさみしい感じもしましたが、クルミ探しから始まってリストの出会いを求めていっぱいあるきました。歩くことをいとわないこと、そして何か面白いものを求める好奇心を失くさない限り、きっと楽しい出会いが待っていることでしょう。