やっぱりネイチャースキーは天気がいいのがいい。この前の日曜日はあいにくの雨模様で今日に延期しました。前日下見に入りましたが、湿っぽい雪が降り続き少し気持ちがダウンしました。今日は快晴、雪も十分(路面は乾いていて問題なし)。絶好のネイチャースキー日和になりました。
 能郷谷の入り口に車をとめ、雪の原に上がります。積雪は十分ですが、その一方で雪解けが進み、雪面の下には隠れ岩も出かかっています。平坦な雪原で「歩くスキー」の練習をした後、雪の林道に入っていきます。今シーズンの大雪で倒れた木が道をふさいでいます。ところどころ地面が現われ切通しでは両側の壁から石が落ちかかっています。いきなりの難関を気を付けて突破すると、気持ちのいいスロープが現れます。早速、滑りここみます。今回は初めての参加者が5名。子どもは怖がらずにどんどん突っ込んでいきます(この姿勢が上達につながるのです)。一方お母さん方は、どうしても腰が引けてしまい、うまく板に乗れません(だいたい大人はそういうものです)。それでも、がんばって最後までついてきてくれました。雪の斜面をこわがるかどうか。それが上達の有無を決めます。転んで雪まみれになることを楽しいと感じられるかどうか。それがネイチャースキーが好きになるか否かの分かれ目になります。
 能郷谷を少し入っただけのところでお昼を過ぎてしまいました。お楽しみのランチタイムです。スコップで雪原を掘りこんで雪のテーブルにします。お尻の下にスキーの板を敷いて椅子代わりにします。各自持参したお弁当で昼食を楽しみます。いつものことながらスノーハイクの昼食は最高です。能郷谷の景色は格別です。雪上ランチのためにだけでもここに来る価値があると思います。
 先へ進みます。雪の多い年は小川が雪に覆われてしまい、スキー(クロスカントリー)の板を付けたままどこまでも進んでいけますが、今回は雪解けで水の流れが現れて板を脱いで流れを渡るのを余儀なくされました。今回はスノーシューやワカンを履いて山に入る人に会いましたが、あらためて歩くスキー(クロスカントリーやテレマーク)の優位性を実感しました。各自思い思いによさそうな雪の斜面を見つけて滑る(そして登り返す)。こうして雪遊びをしているうちにあっという間に時間は過ぎ、タイムアップ。
 今回の参加者の子どもは小学4年生が中心でリピーターが多い。いつも感じることですが、みんな驚くほど上達が早い。ネイチャースキーが初めての2人の女の子もどんどん雪の斜面に飛び込んでクリアしてしまう。あらためて子どもの順応性の良さには感心させられます。「習うより慣れろ」、子どものネイチャースキー体験はまさにこのことを地で行っています。大人も子どもの心で手つかずの雪の斜面に飛び込んでみましょう。(でも自分がおもっているほど体は動いていない?そこが難しいところですね。)
 今シーズンの日帰りネイチャースキーはこれでおしまい。まだ滑りたりない人には、春休みに『春の石徹白雪遊び』が用意されています。まだまだエヌエスネットの雪遊びは続きます!

能郷谷入口
いきなり雪原が現れます 
まずは雪原で歩くスキーの練習
起伏があれば登って滑ります 
スタート直後、大雪で倒れた大木が道をふさぎます  真新しい動物の足跡
これはタヌキ? 
新雪の斜面に突っ込みます。
ナイストライ! 
流れが現れ、コースを遮断する
板を外して渡わたります 
お楽しみ、雪上ランチ
雪に囲まれての食事は格別 
子どもたちは雪遊び
標的は若いお兄さん 
ランチタイム、板をつけて ひと滑りします 雪の壁滑降にトライ
各自自分のラインを選んで滑ります 
またまた流れが行く手を阻む
人生にも越えていかねばならぬいくつもの川が 
能郷谷の雪原は歩くスキーでどこへでも入っていける  急斜面に挑戦!
こけましたがナイスチャレンジ !
気がついたら帰りの時間になっていました
いっぱい遊びましたね 
最後の下りの難所は板を外して安全に 

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親と子のネイチャースキーin能郷谷

2015.2.28