揖斐大野・ふがりの森 親子で森遊び
―サワガニをとってから揚げに!― 2016.9.10
秋晴れの気持ちのいい1日になりました。ただ、9月は運動会やいろいろな行事でも忙しく、なかなか自然体験の企画に参加してくれる子どもがいないのが実情です。それでも低学年の小学生が3人連れ立って参加してくれました。
まずは森の探索から。山の神に挨拶。「今日も森で遊ばせてもらいます。」 森の中は心なしか虫が少ないような気がしました。クワガタも1匹も見つかりませんでした。気を取り直して谷川の遡行にチャレンジします。元気な3人は水が枯れた沢をさかのぼっていきます。藪が覆いかぶさって進むのが難しくなったので散策路に戻ります。そしてお目当てのサワガニとり。
この夏はどこへいっても渇水気味でここの沢も水は少なめでした。それでもサワガニが棲めるだけの水があるのは森がしっかりしているということなのでしょう。全員サワガニを見つけて捕まえることができました。
総合運動公園周辺の遊歩道は舗装工事をやっていたので、お昼は公園の小川のほとりでお弁当をいただきました。森の中のランチとはいきませんでしたが、おいしくいただきました。
昼からは金尾(かなお)滝へ。道路は野生動物の侵入を防ぐためフェンスとゲートで遮断されています。獣害被害防止のためですが、人と自然も遮断してしまっているようで少し残念な気がしました。金尾滝の近くでも沢を探ってみなした。いました!サワガニが。自然のいい状態がたもたれているようです。
いよいよ、サワガニの試食!素揚げ(寄生虫予防で念のために2度揚げ)で塩を振りかけるだけでいただきます。感想はみな「おいしい!」ただし、胴体部分はカニみそのせいか微妙な(デリケートな味覚!)ようで、足だけ食べて残してありました。もちろん私(良さん)がおいしくいただきました。
これでひととおりプログラムは終了ですが。子どもたちはまだ遊び足らない。それで滝に誘ってみました。最初はこわごわ手を出していましただ。思い切ってあたまを滝に打たせてみると…、「気持ち~い!」それからは3人とも興奮状態。やっぱり子どもは水遊びが大好きですね。
低学年の小学生なので森の仕組みや森の役割はまだよく理解できないと思いますが、人工的な公園の自然とは違う「本物の自然」は確実に感じ取っていつはずです。これからも「ふがりな森」の恵みを大切にしながら、子どもたちと一緒に遊んでいきたいと思います。