金華山・長良川の生き物と遊ぼう

   ―Eボート川下り―   2016.10.2



 9月に入って雨の日が多くなっています。予定していた9月18日も増水と降雨で川下り中止。10月に入っても天気がぐずついていますが、何とかEボート川下りを実施することができました。
 この日も運動会等の秋の行事の関係か、参加者は6名。天気予報は午後から雨。金華山は雲がかかって湿っぽい天気でした。増水してやや濁った長良川に漕ぎ出していきます。川の流れは速く、ランチポイントの忠節橋にあっという間に(サポート車より早く)着いてしまいました。
 いつもは小魚とりで遊ぶ橋の下は水嵩が高く危険。普段は草の生えている水に浸かった河原で遊びました。ただ、たも網を使った魚とりには不適で、とれるのはメダカのような小魚ばかり。増水した日は川遊びが難しい。
 次のポイントは両満川合流点。増水時をねらうガリ(鮎をひっかけて釣る)の釣り師が数多く出ていましたが、この時期の風物詩「背張り網漁」のロープは水に中に隠れ、いつもの秋の川下りとはやはり雰囲気が違います。それでも速い流れは相変わらずで両満川のポイントも早々と到着しました。
 両満川合流点は普段なら歩いて渡れる水深で魚が泳いでいるのが見え、遊べる場所ですが、濁っていて立てない深さになっていました。そこで対岸まで泳いでチャレンジ。わんど(川がいりくんでよどんだ場所)状になていて、ライフジャケットを着けているので危険はありません。それでも川下り初参加の小学3年生にとってはちょっとした冒険で、怖がりながらも十分楽しんでいました。
 最後のポイントは伊自良川の合流点のかみの河原。ほとんどの人は入らない場所なので野生動物の気配が濃い。川岸にはヌートリアやタヌキの足跡が残されていました。(今回、足跡を石膏で型どりする計画でしたが、増水で状態が良くないので取りやめにしました。)水は澄んでいて浅瀬には小魚の姿が見えます。そこで最後の魚とりのトライ。何回も川下りをしている小6のM君、シュノーケル持参で捕る気満々。条件が良くない中、根性でヨシノボリ、カマツカ、ヌマチチブといった「ちゃんとした魚」をゲットしました。やはり、長良川はいろいろな魚がいっぱいいるので楽しい!
 最後は速い流れを対岸に渡って橋の下でゴール。雨の予報もあった天気も青空が広がり、昼からで来るアゲインストの川風もなく気持ちよく川下りを終えることができました。今回は川岸の釣り師、すごい勢いで川を上ってくる水上バイク、河渡橋下のバーベキューパーティーで川と楽しむ人が目立ちました。でも、川遊びは川に入って遊ぶのが一番。子どもたち、そしてその親さんは素敵な川の自然体験の1日になりました。やはり長良川は「〇〇自然遺産」(私にとっては〇〇は「世界」!) いつでもそしていつまでも大切にして遊ばせてもらいたいと考えます。

長良橋の下からEボートを出します  雲がかかる金華山を見ながら スタート ランチポイントの忠節橋は増水いていて遊ぶ場所が少ない  元気に漕ぎ出していきます(漕がなくても流れていきますが)  ここまでくると中流の風景 (今日はよく流れています)
両満川の合流点
河畔林に水が流れ込み普段とは違った風景 
 最後のポイント、伊自良川合流点を目指した漕ぎ出します 川で泳ぐ楽しさ
水が濁ってないのがいい 
捕まえた魚の数々
こうして見るとなかなかきれい! 
ゴールの河渡橋を目指して増水して速い流れを漕いで渡ります 


home