金華山・長良川の生き物と遊ぼう

   ―ドングリで遊ぼう―   2016.10.16



 やっと秋らしくなってきました。今年は山にブナの実が少なくクマが里に下りてきているとのこと。また、スズメバチの被害もニュースになっています。金華山はどうなのでしょう。
 岩戸公園から登山道を登っていきます。このあたりは落葉(夏緑)広葉樹も混じる林でミズナラとアベマキのドングリが落ちています(でも一番たくさんドングリが拾えるのは公園内)。今年はドングリが少なめですが、そこそこ拾えます。緑色のまま落ちているアラカシのドングリも拾いました。ただし、異常気象のせいか5月には「金の華」を咲かせるツブラジイの実がほとんどゼロ。(それでも1箇所だけ落ちていたのを見つけシイの実は確保しました。)それに引き換え、9月に雨が多かったせいか、キノコ(特にテングタケの仲間)が目につきました。
 今回の参加者は岐阜に移住して間もない家族で、金華山の成り立ち(チャートの山)や植生(照葉樹林の山)を説明しました。子どもたちは当然地質や植物には関心はなくオオロギなどの虫を見つけて遊んでいました。それでもチャートが昔火打石に使えわれていたことを説明し、打ち合わせると火薬の匂いがするを知ると興味を示していました。
 昼からはドングリクラフト。ブランコで遊んでいた子どもたちも集中してドングリやじろべえづくりに取り組んでくれました。自分たちで拾い集めてきた金華山のドングリで楽しい作品ができました。
 最後は食べられるドングリ(シイの実)の試食…、といきたかったのですが、コンロ(バーナー)を忘れてきてしま
、生で食べることに。マテバシイの実は…?「まずくない」 マテバシイの実は…「渋い!」(後で家で炒って食べてみたらいけた!)
 今回は岐阜市の自然にまだ不案内のかたに金華山の自然を体験していただきました。岐阜市民の皆さんにももっともっと岐阜市の自然の素晴らしさを味わってもらいたいものです。

ドングリを拾いながら森の自然観察  「朽ち木に何かが隠れている」
でも発見できず 
拾い集めたドングリでネイチャークラフト  ドングリやじろべえに挑戦  お母さんの作品
なかなかかわいい 


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