前々から企画していた『春の石徹白雪遊び』を3年越しに実施することができました。結局、エヌエスネットキャンプのハードリピーターFさんの2人兄弟(一人は中学を卒業した新高校生)とエヌエスネットキャンプ初参加の名古屋から来た姉妹、それにもう一人常連の参加者の新高校生、2人の新高校生は見習いという形ながらキャンプリーダー扱い。文字通り最少催行人数でした。宿舎設定のミスもありましたが、平年より多い残雪に恵まれて実施にこぎつけることができました。結果から言うと大成功に終わりました。これも、参加者(兼リーダーを含む)男子3人のパワーと姉妹2人のがんばりに助けられました。また、エヌエスネットキャンプの卒業生や私の友人の協力あっての『春の石徹白雪遊び』でした。
メインのネイチャースキーについていうと、の小雨の中の初日、デプリ(側面から落ちた雪崩の跡)の残る雪に埋もれた道路を歩いた2日目。冷えて堅くなった雪で初心者が登るにはつらかった3日目。男子たちは元気に動きまわっていましたが、女子2人は苦労しながらも泣き言を言わず、最後まであきらめずのついてきました。もちろん、その頑張りはネイチャスキーの楽しみや上達というご褒美となって帰ってきたのは当然のことです。
それ以外のプログラムですが、<イグルー*づくり>(*雪のブロックを積み上げて作るドーム型の家)では少人数で負担も大きく、途中で棒を折らかしそうになった子どももいますが、姉妹の粘り強い頑張りもあって3時間近くかかって立派なものが出来上がりました。みんなで一緒に達成感を味わうことができました。<ムササビ観察>では巣穴や糞が見つかったものの、姿を見ることはできませんでした。自然は人間の思い通りにはいかない。<天燈づくり> ついに上げることができました。職人肌のF兄弟が「いい仕事」をしていました。和紙でなく、ポリ袋を使用したところが、美しさから言うといまいちでしたが、実際上げることができました(ただし、水っぽい雪のな中でしたので、玄関前の屋根のある車回しを使いましたが)。私を含めて全員、達成感とともに驚きを含んだ感動を味わうことができました。最終日の<雪上オリンピック>は選手の人数が少なくて寂しかったのを除くと全員気合が入って楽しく終わることができました。最後の最後に子どもだけの手でやり残した入口のアーチを作ってイグルーを完成させたのは評価できるところで、子どもたちも納得できたことでしょう。、
いつものことですが、今回のキャンプはとくに参加者、スタッフに恵まれ「人」に助けられました。天候のほうは雨、雪、快晴、雪、快晴と目まぐるしく変わりましたが、参加者のがんばりもあって4日間楽しく乗り切ることができました。残雪期の石徹白は、最近ではバックカントリースキーで人気が出てきていますが、ネイチャスキーのフィールドもたくさんあり、子どもの春休みの自然体験には他にはない素晴らしい場を提供してくれます。来年はたくさんの子どもたちか来てくれることを期待しています。
春 の 石 徹 白 雪 遊 び
2017.3.26-29