揖斐大野・ふがりの森 親子で森遊び
―サワガニをとってから揚げに!― 2017.9.9
秋の空にかわりました。今回の参加者は全員初参加、子どもたちはいとこ同士。みんな仲良しです。聞くと、岐阜新聞の紹介記事「チャレンジ世代」からエヌエスネットの活動を知ったととのこと、ありがたいことです。
森の中に入ます。あいかわらず自然が豊かで、虫たちが飛び回り、野生動物の気配も濃厚です。アベマキの森ではクワガタを見つけることはできませんでしたが、スズメバチが樹液を求めてやってきていました。恐れられているスズメバチですが、食餌に夢中でしっかり観察すつことができました。ヒメスズメバチだとか(昆虫少年がいました!)。自然に対する関心がある目には面白いものは次々に現れます。やっとのサワガニの沢にやってきました。全員サワガニとりは初めて。うまくいくのでしょうか。
最初はなかなか見つからなかったサワガニもポイントがわかるとだんだんとれるようになります。一番夢中になったのはお父さん。すっかり少年に戻ったようです。全員無事サワガニをゲットしたところで終了。十分楽しむことができました。ただ、全員カニが怖いのか軍手、手袋をしていたのが残念。次回はカニに挟まれる体験をしてみましょう(笑)。今回特筆すべきことは卵や付加した赤ちゃんを抱えていたメスを何匹も捕まえたこと(もちろん観察した後逃がしてあげました)。森の中の小さな流れの中で命がつながれていることに感動しました。
気が付くと昼の12時。「ふがりの泉」までもどってお昼にしました。そしていよいよサワガニのから揚げ。コッフェル(キャンプ用の携帯鍋)の油を火にかけ、生きたサワガニを放り込みます。低温で熱を通し、油温を上げ仕上げます。きれいに揚がりました。早速試食。全員「おいしい~!」今日も貴重な森の恵み、命をいただきました。ごちそうさまでした!
楽しい時間はあっという間しすぎてしまいます。残りの時間、子どもたちのリクエストで小川に行きました。ウォーターシューズ、長靴を用意していました(準備がいい!ただし長靴は途中から水が入ってきました)。タモ網で魚をいっぱい採りましたが、小さいのばっかりで少し残念(流れが浅かった?)それでも初めての小川遊びを十分楽しみました。
今回の森遊びはシンプルに「探して、捕って、料理して、食べる」というものでしたが、親子で十分楽しんでいただけたことと思います。これも「本物の自然体験」が可能なフィールドがあってのもの。「ふがりの森」とそれを守っていただいている地元の人たちに感謝!また遊ばせていただきます。