揖斐大野・ふがりの森 親子で森遊び

       ―寒茸とり―  2017.12.10

 今年の秋はきのこは不作で松茸もさっぱりとのことでした。エヌエスネットの企画“とって、食べて、遊ぶ里山シリーズ”の<寒茸とり>どうだったのでしょうか。。
 寒い冬の季節に突入しましたが、今日は小春日和、絶好の寒茸とり日和になりました。まずは山の神に挨拶。「今日もこの森で遊ばせてもらいます。よろしくお願いします」 この季節の「ふがりの森」はマムシもスズメバチのいません。静かです(でも散策する人は結構入っていました)。きのこが出そうな広葉樹の森に入っていきます。最初にナメコの倒木発見!でもすでに採られていました(ここは調査済み)。参加者のお母さんがきのこ発見!エノキタケ!やりました!がぜん意欲が出てきてみんな真剣に探し始めます。でもきのこ探しはそう簡単ではありません。なかなか見つかりません。次はヒラタケの倒木。ここも少し古くてとる価値はありません。そしてついにきれいなヒラタケ発見!お昼に調理していただくには十分な量が採れました。
 いつもの東屋で昼の準備。いいきのこが採れたので今回はきのこそばに。美味しくできあがりました。普段はあまりきのこと食べない子どもたちも美味しいといってくれました。
 午後は人が入っていない(つまり採られていない!)森でのきのこ採り。<上級編>です。人が入っていないといっても獣は自由に出入りしています。とくにシカは笹屋灌木を食べるので、下草が刈り払われたようになっていてやぶがうるさくない。それでも獣道に入ってきのこを探すのはなかなか大変です。そしてついにナメコ発見!刈れた立ち木にびっしり生えています。これとってお持ち帰りに。これでじゅうぶん、といったところですが、最後にもう1件。地元のIさん(お世話になっています)に教えてもらった場所へ。…みごとなナメコをゲットしました。(ナメコはこれが―シーズン最後でしょう。)
 <寒茸とり>は“とって、食べて、遊ぶ里山シリーズ”の中ではグレードが高いといえます。ちゃんときのこを探すには経験と観察眼が必要です。その分発見した時の感動は格別です。ただし、人から教えててもらったのと自力で発見したのとは価値が全然違います。今回参加された人たちはずっと記憶に残る印象深い体験をされたと自負しています。「ふがりの森」は毎回そしてすべてのシーズンかけがえのない貴重な自然体験の機会を与えてくれます。あらためてふがりの森の神様と地元の人たちに感謝!

mother tree
朽ちたご先祖様から新しい命が芽生える 
見つけました!
エノキタケ 
ヒラタケ発見
これは少し古い 
ヒラタケ(寒茸)ゲット  採れたきのこ
やっぱり和風にかけそば 
お昼のきのこそば
美味しい! 
獣道に入ってきのこを探します  あった!ナメコ!
でもちょっと古い 
この中にナメコが隠れています
わかるかな? 
ついにナメコの倒木発見
大量ゲット
 


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