揖斐大野・ふがりの森 親子で森遊び

    “ザリガニ釣ってザリガニチリ”  2018.9.1

 

 夏の終わり。雨が降り、少し過ごしやすくなりました。上雛倉の「ビオトープ」のザリガニたちは、暑い夏水草の中でしっかり成長していました。ため池の周りは雑草が生い茂り、小雨の中エサを探していたアオサギが飛び去って行きました。竹の枝の竿にタコ糸を結び付けサキイカのえさを付けました。水草の近くに餌を投げ入れると早速反応がありまっかなザリガニゲット。幼稚園年長のT君やりました!次々にヒットし結構な量釣れました。さっそく料理に取りかかります。まずは泥に汚れたザリガニを水洗い。コッフェル(携帯用小鍋)で茹でます。予想以上にたくさんとれたので小さなコッフェルではあふれてしまい、2度に分けました。もう一度水洗いしてからザリガニの身を取り出します。胸を切り離し殻をむくと小エビほどになってしまいます(いつものことで分かっているけど少し情けない)。背ワタを取って準備完了。塩コショウと片栗粉で下ごしらえ。ここからネギ、ニンニクと一緒の炒めていくところですが、今回は「お子様仕様」でこれはなし。豆板醬も「別添」。それでも鶏がらスープとケチャップで味付けするとばっちりOK。参加者親子のお2人には「おいしい」と言っていただけました。手前みそながら「十分行ける!」
 午後は山際の小川で魚とりをしました。エビもたくさんとれました。「エビをとって、素揚げで食べる」というのも、“とって、食べて、遊ぶ里山シリーズ”に加えたいですね。
 今回気になってことがありました。お世話になっている箕浦さんから事前に聞いていたことですが、毎年ザリガニ釣りをしてザリガニ料理を作っている「ビオトープ」(ため池)でヤマビルがでていました。気が付かなければ、血を吸われていたところです(虫よけスプレーで何とか対処しました)。このところ、この地区でも高齢化が進み草刈りなどの手入れが難しくなっています。集落の周りがいきなりの「奥山」になってしまい、野生動物が直接人の生活圏に侵入してくる(フェンスによる防御はありますが)事態が起きています。人手が入ってこその<里山> 里山の自然の中で遊ばせてもらっている身としては、例え微力としても里山の保全に協力になければ、と実感させられた1日でした。

上雛倉のビオトープ
今日は雨 
サキイカのえさでザリガニ釣り  真っ赤なザリガニが寄ってきます  2匹掛り  いっぱい釣れました 
今日の釣果―食材
 
真っ赤に茹で上がりました  胸を切り離し殻をむくとこんなに少量に  <ザリガニチリ>出来上がり
お味のほうは 
ヤマビルが寄ってきました 


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